<シェブロン選手権 事前情報◇22日◇メモリアル・パークGC(テキサス州)◇6811ヤード・パー72>
海外メジャー初戦が23日に開幕する。ディフェンディングチャンピオンの西郷真央、「AIG女子オープン」(全英)からのメジャー連勝がかかる山下美夢有、日本女王・佐久間朱莉ら、日本勢は15人が出場する。
大会は1983年にメジャーへ昇格。長年カリフォルニア州のミッションヒルズCCで行われてきたが、2022年からシェブロンが冠スポンサーとなり、23年からは同社が本社を置くテキサス州ヒューストンへ舞台を移した。23~25年はザ・クラブatカールトン・ウッズで、今年はそこから50キロ南に位置するメモリアル・パークGCが舞台になる。
メモリアル・パークGCはわずか4週間前に米国男子ツアー「テキサスチルドレンズ・ヒューストンオープン」が行われたばかり。1946年創設の歴史ある大会のひとつだ。総距離7475ヤード・パー70に設定され、今年はゲーリー・ウッドランド(米国)がトータル21アンダーで7年ぶりの優勝を果たした。
今大会は6811ヤード・パー72に設定される。男子と比べて、1番(533ヤード)と最難関だった14番(529ヤード)がパー4からパー5に変更。18ホールのうちパー5が5つになる、変則セッティングだ。代わりにパー3も5つあり、アウトに3ホール、インに2ホール配置されている。
距離自体は史上最長だった昨年より100ヤード短いが、選手からは「とにかく長い!」という声が相次ぐ。連日の雨で地面がウェットで柔らかく、ボールが転がらないことが原因のひとつだ。大会期間中は晴れ予報だが、週末にかけてどれくらい仕上がってくるのかが、戦略にも大きく影響しそうだ。
さらに難易度を高めるのが、砲台状のグリーン。手前そして左右が落ちており、グリーンを上った先は下り傾斜になっていて、外へ流れていく。長いクラブでも高精度のショットを繰り出す山下でさえ、「見た目のわりに、グリーン上にいくと本当に小さい。“点”で打っていかないと砲台がきつくて左右に(落ちる)」と警戒を強める。
フェアウェイはテキサスらしく広大で、ティショットのプレッシャーは比較的少ない。そのぶん、2打目以降の精度が問われるレイアウト。飛距離とショット力を兼ね備えた選手が有利になりそうだ。
竹田麗央は「去年はフェアウェイの逆目の芝がけっこう難しかった。それに比べたらそんなに違和感はない」と話し、日本ツアーの飛ばし女王・神谷そらも「ティショットに不安はあるけれど日本より広いので助かっている。なんとかできる範囲の距離」と印象は悪くない。
グリーンが柔らかいこともあり、スコアが伸びそうと話す声も聞こえてくる。メジャー今季初戦の行方は未知数だが、日本勢の活躍への期待は高まるばかりだ。(文・笠井あかり)

