青木瀬令奈のコーチ兼キャディを務める大西翔太氏が、好調な選手や注目選手の強さのヒミツを解説、女子ツアーでの流行など現場からのホットな情報をお届けする。今回はスティックやロープを使う”可視化”の練習について聞いた。
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最近は弾道計測器やモーションキャプチャーなど、肉眼では分からなかったスイングの軌道やフェースの向き、入射角、また体のあらゆる角度を可視化する時代になっている。しかし、トーナメント会場では最新機器だけでなく、スティックやロープを使ってターゲットなどを可視化する選手も少なくない。
プロ3年目の與語優奈(よご・ゆいな)はもともとドローヒッターだったが、「チーピンが出ると大きなミスになる」と、安定感を高めるために今季は大ケガをしにくいフェードボールを打つスイングに変えている。
スイング改造に励む與語は、練習場で2本のロープを使っていた。1本はターゲットに対して真っすぐ。2本目は「打ち出し方向より少し左」に向けて真っすぐロープを張る。2本目のロープは、アドレス時の構えの向きであり、左に振り抜くスイング軌道を示す。
フェースは2本のロープの間に真っすぐセットする。フェースの向きは「目標に対しては閉じていて、体のラインに対しては開いている」状態になる。ドローとフェードでは体の使い方やフェースの使い方が真逆になるため、ロープを2本使ってターゲットや体の向きなど可視化することで、フェードのスイングを固めている。左に打ち出してフェードを打つ柏原明日架も、以前同じような練習をしていた。