<ダウ選手権 初日◇11日◇ミッドランドCC(ミシガン州)◇6301ヤード・パー70>
今年も変わらず『Aki&Chizzy』のチーム名で出場した岩井姉妹は、その名を多くのギャラリーに覚えてもらう絶好の機会を迎えていた。
予選ラウンドは、先週の「全米女子オープン」を制した世界ランキング1位のネリー・コルダ(米国)と、オリビア・コワン(ドイツ)が組んだペアとの注目組に入った。
「(名前を)覚えてもらいたい」と話す米ツアー2年目の姉妹にとって、多くのギャラリーが見守る中で自分たちのゴルフを披露する舞台となった。そして、イーブンパーで回った“ネリーペア”を上回る2アンダーをマーク。首位と1打差の4位タイと好スタートを切った。
組み合わせが発表されたときは、「本当にありがたいという感じでうれしかった」と心境を明かす。“メジャー勝ちたて”のネリーとの同組にも緊張はなく、それよりも普段以上の大きな声援が「うれしかった」と、この状況を楽しむ余裕ものぞかせた。
昨年は、オルタネート方式(1つのボールを交互に打つ)の初日にイーブンパーとしたものの、フォアボール方式(各自の良い方のスコアを採用)の2日目に「69」と伸ばし切れず、予選落ちを喫していた。
そうした展開に昨年は「雰囲気がちょっと…」と、どこか重たい空気が漂っていたという。今年は「ケンカにならないかなと思っていましたが大丈夫だったね」と明愛が言えば、千怜も「大丈夫だったね」と笑顔で応じる。そのやり取りからも、初日の内容への納得感がうかがえた。
「去年より集中できた」と明愛は昨年との違いを挙げる。「千怜がいるから、ちょっと楽にいってしまった部分があった」という反省が昨年にはあった。今年はそうした課題を初日から払拭できたことも大きい。
「あすも素晴らしい組で回らせてもらえるので、楽しんで自分のプレーができたら」と明愛。「気楽に、そして楽しんで上位争いができるように頑張ります」と千怜も続けた。
姉妹で優勝できるシーズン唯一の大会。注目組で存在感を示した岩井ツインズが、週末へ向けてあすは、フォアボール方式で魅せる。(文・齊藤啓介)

