<シェブロン選手権 最終日◇26日◇メモリアル・パークGC(テキサス州)◇6811ヤード・パー72>
大会3日目の4月25日に21歳の誕生日を迎えた馬場咲希は、トータル2アンダー・27位で大会を終えた。最終日は4バーディ・2ボギーの「70」という結果に。「全然、もっといけた」と唇をかみながらも、メジャー初戦で得た手応えにうなずいた。
奪ったバーディは4つだが、それ以上に果敢な攻めが光った一日だった。2番パー3では右奥の激ピンにつっこんだ。「(練習日から何度も)回っていると攻め方が分かってくる。冷静にマネジメントできたし、期間中に良くなっていたホールもあった。4日間プレーしないと感じられないこと」。初日以来のアンダーパーに、わずかに笑みを浮かべる。
ここまでの3日間すべてでグリーン左に外し、ボギーを2つ喫している17番では、この日もスコアを落とした。フェアウェイの好位置にしっかり運び、アイアンでのハーフショットが細長いグリーンのピン6ヤードほど手前に着弾。だが、そのまま奥のスタンドまでこぼれた。
「ピンが奥だからそこまで突っ込まなくていいやと思ったけれど飛んじゃった。風が思ったよりも吹いていなくて、もう一番手、落としてもよかった。でも個人的にはいいショットだった。ふふふ」
右に池が広がり、風は左からのアゲンスト。フェードヒッターとはいえ、どうしても緊張感を抱くシチュエーションだった。帯同する武尾隆央コーチとは『まずグリーンに乗せる』とことを優先に「作戦」を練っていた。「グリーンを外れてボギーにしたけれど、アレはいいショットでした。きょうはけっこう攻めていたと思いますよ」とコーチはうれしそうに評した。
次のメジャーは「全米女子オープン」(6月4日開幕、リビエラCC/カリフォルニア州)。だが、現時点で出場権は持っていない。今週のメキシコ大会はスキップし、代わりに28日にサンフランシスコ州シアトルのレーニエG&CCで行われる全米予選会に出場する。
昨年はハワイ州での予選会に出場。キャディなしのセルフプレーで36ホールを戦い抜いて、わずか1枠の出場権をつかみとった。「頑張ります」。目指す大舞台のために、もうひと踏ん張りする。(文・笠井あかり)

