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メジャー連勝ならずも西郷真央はネリーとの連日同組で学び “世界No.1”妙技に脱帽「グリーン周りは世界一」

西郷真央はメジャー連勝ならずも…。ネリー・コルダとの連日のラウンドは大きな収穫になったようだ。

所属 ALBA Net編集部
齊藤 啓介 / Keisuke Saito

配信日時:2025年6月2日 15時00分

<全米女子オープン 最終日◇1日◇エリン・ヒルズGC(ウィスコンシン州)◇6829ヤード・パー72>

4月に制した「シェブロン選手権」に続くメジャー2連勝をかけ、首位と2打差の3位からスタートした西郷真央。しかし最終日は1バーディ・2ボギーの「73」とスコアを落とし、トータル4アンダーの4位タイで“世界一決定戦”を終えた。

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幸先よく“おはようバーディ”でスタートしたが、その後は耐える展開。序盤は幾度となく訪れるピンチを、小技とパッティングでしのぎ切った。

しかし前半ラストの9番。右に外せば傾斜を転がり落ちる難所のパー3で、ショットはその傾斜を伝いバンカーへ。寄せきれずに、この日初のボギーを叩いた。さらに12番パー4ではティショットが深いラフへ。そこからも脱しきれず、再びラフに入り、3オン2パットのボギーとじわじわスコアを落とす形になった。「自分のミスショットですけど、あそこでボギーを打って、その次にチャンスを生かせなかったのがきょう一日のゴルフでした」。本人もここをターニングポイントと振り返る。

大会を通しては、「全米女子オープンという自分としては苦手なセッティングに、どう立ち向かうかという戦いだった」。今年が4年連続4度目の出場だったが、ここまで44位、33位、そして昨年の予選落ちと結果が残せていないという意識を持って臨んだ試合でもあった。決勝ラウンドでは「カップスロープに蹴られて、それが本当に苦手。ラインが読みづらいし、一筋、読みとタッチのバランスが合わなかったり。難しかった」と、セッティングへの対応が課題だったことを明かす。

3日目と最終日は、世界ランキング1位のネリー・コルダ(米国)と同組でプレーした。「グリーンを外した時にもタップインパーができるグリーン周りの精度の高さとか、ああいうゴルフができたらもっと攻めるゴルフができる。グリーン周りは世界一。きょう回っていてもそういう部分で学びが多かった」と、そのレベルの高さに感嘆しつつ、刺激を受けた。

また、今大会ではシェブロン成敗を果たしたことで、初日からミンジー・リー(オーストラリア)、コ・ジンヨン(韓国)といったメジャータイトルホルダーたちと同組にもなった。「いいグループに入れてもらえたことで、ミンジーと一緒に堂々と振る舞える…ではないけれど、自信を持ってプレーできた。そういう位置で常に戦えるように頑張りたい」と話し、トップ選手の一角に加わったという手応えも感じ取った4日間だった。

次に挑むメジャーは今月19日に開幕する「KPMG全米女子プロ選手権」(テキサス州、フィールズランチ・イースト)だ。「決勝ラウンドはいいプレーができなかったけれど、あとちょっとしたことがかみ合えばもっといいプレーができると思うので、頑張りたい」。ビッグタイトルを手にして迎えた初めてのメジャー。そこで得た経験は、何にも代えがたいものになった。(文・齊藤啓介)

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