<メキシコ・リビエラマヤオープン 最終日◇3日◇エル・カマレオンGC(メキシコ)◇6583ヤード・パー72>
ルーキーの櫻井心那は最終日に伸ばした。3バーディ・1ボギーの「70」で回り、トータルイーブンパー・42位に浮上して大会を終えた。
4日間のフェアウェイキープ率は34%(19/56)と、ドライバーの調整に苦しんでいる。この日もティショットを2度曲げたが、左の砂地に打ち込んだ前半12番では、脱出後のウェッジショットを60センチに寄せてスーパーセーブ。5番パー5では左のレッドペナルティエリアに入れてボギーとしたが、「あとは打てるところにあって、なんとかスコアにはなった」と振り返った。
初日に4アンダー・4位と好発進を切ったが、「74」「76」とスコアを落として、上位争いが遠のいた。今大会はリシャッフル(出場優先順位の見直し)前の最後の試合だったが、ポイントランキングは137位でリシャッフル突破ならず。出場優先順位も150番前後と、大きな変動は見込めない。
昨年のQシリーズ(米最終予選会)を10位で通過しツアーカードを獲得。今季は5試合に出場し、予選通過は今大会が3度目だった。QT通過者が序盤戦すべての出場権を確保できる日本ツアーとは異なり、米ツアーでは出場機会が限られてしまう。
「日本に比べると試合数が少ない。調整や気持ちの持ち方が難しい部分もあった」。この2カ月間をそう振り返る。時差を伴う移動に大きな問題はなかったが、限られた試合に照準を合わせて準備し、結果を求められる環境には苦労もあった。
出場機会を増やすため、4日は次戦「ミズホ・アメリカズオープン」のマンデークオリファイ(予選会)に出場する。その翌週の月曜日には、1日36ホールを戦う「全米女子オープン」の予選会にもエントリー。同週木曜日からは「クローガー・クイーンシティ選手権」も控えており、過酷な2週間になる。
もちろん、目指すのは“完走”だ。「全部クリアできたらもちろんいい。でも結果がすべてじゃないというのは分かっておかないといけない。落ち込まないようにしたいです」。そう自らに言い聞かせた。
日本下部ステップ・アップ・ツアーツアーで賞金女王に輝いたプロ1年目の2022年、レギュラーツアーのマンデートーナメント(主催者推薦選考会)に何度か挑戦したが、一度も通過できなかった。「予選会は大嫌い…」と苦笑いを浮かべるが、チャンスをつかむためには避けて通れない道。22歳ルーキーは挑戦を続けていく。(文・笠井あかり)

