先週のPGAツアー「キャデラック選手権」(4月30日~5月3日)は、10年ぶりにドナルド・トランプ大統領所有の米フロリダ州マイアミの「トランプ・ナショナル・ドラル」で開催。最終日は厳戒態勢のなか、トランプ大統領は孫娘らを伴い会場でPGAツアー観戦を行った。
当時はPGAツアーとは敵対関係にあったからか、トランプ大統領は当初LIVゴルフを強く支持。トップ選手らには「目の前の大金は受けるべきだ」とPGAツアーからLIVゴルフへの移籍を促すような発言をし、PGAツアーを「まぬけ」、「不誠実だ」と罵倒もしていた。
しかしここへ来てサウジアラビアの政府系ファンド、PIFのLIVゴルフからの撤退が正式決定。PGAツアーとの関係も「雪解け」となったトランプ大統領は、今度は「LIVの選手はPGAツアーへ戻るべきだ」と発言。「ローリー(マキロイ)がブライソン・デシャンボーと戦うところ、“ビッグ”ジョン(ラーム)とスコッティ(シェフラー)がプレーするところをみたい」とカムバックを後押しした。
昨年はホワイトハウスにタイガー・ウッズ(米国)やモナハン会長らPGAツアー理事会、PIFのヤシル・アルルマヤン会長らを招き、統合に向けてのミーティングを開催した。「一つのツアーで戦うべき」というトランプ大統領の思いは通じず統合には至らなかった。
今度はLIV選手がPGAツアーに戻って欲しいというトランプ大統領、その思いは通じるだろうか?(文・武川玲子=米国在住)
