青木瀬令奈のコーチ兼キャディの大西翔太氏が、弾道計測器『トラックマン』の日本人初となるアンバサダーに就任した。「ゴルフ界をより盛り上げていくのが僕の仕事だと思うので、トラックマンのアンバサダーに就任させていただきました」と話した。
多くのプロゴルファーの支えとなっている『トラックマン』について「自分のゴルフがどういった状態になっているのかが明確になります。よりスマートに、スムーズにうまくなれる弾道測定器」と説明する。レーダーを使ってボールやクラブの動きを計測し、飛距離や方向、高さ、スピン量などを数値で可視化できるのが特徴だ。
トーナメント会場の練習場では、多くの選手が使用しながら調整に励む姿が見られるが、近年ではアマチュアゴルファーの間でも活用が広がっている。「上達したい一般の方やアマチュアの方々も購入しており、これからさらに普及していくと思います。僕もトラックマンを広めて、ゴルフが早くうまくなれる環境を作っていきたいです」と話した。
「ゴルフ界のレベル層を上げること、そしてゴルフ界を盛り上げていくこと、ゴルフをメジャースポーツにしたい」という思いを胸に活動する大西氏。アンバサダー就任にあたっては、連戦の合間を縫って勉強に取り組み、『ボール弾道・認定レベル1』『ボール弾道・認定レベル2』の資格を取得した。
選手のさらなるレベルアップについては、「どの選手でも数値を自分で把握できるようになっていき、ゴルフは感覚だけの世界から変わっていきます。以前は『大体こんな感じでいいかな』というイメージでやっていたと思いますが、自分の数値と外から見る客観的な部分、自分の中で起きていることを照らし合わせることで、より効率よく上手くなれます。そこはプロにも伝えていきたいです」と強調した。
トラックマンで得られる数値により、ショットの軌道やミスの原因まで把握できるため、感覚だけに頼らず客観的に課題を分析できる。これにより、効率的なスイング改善や距離感の向上につなげることが可能になる。
「基本として、まず皆さんにやってほしいのは、キャリーコントロールです」。大西氏によると、各クラブのショットの飛距離を「トータル距離で考えている人も多い」という。
より結果につながるスコアメイクを立てるためにも「ドライバーからすべてのクラブでキャリーを把握することが大事です」と話す。そして、「高い球と低い球も把握する。これはすごく重要です。キャリーをどれだけ把握して落としどころを明確にできるか。キャリーの感覚がぼやけていると、落とし場所もぼやけてしまいます。今はより正確に測れるので、『この距離なら7番と8番の間くらい』といった判断も明確にできます」と説明した。
「より徹底したマネジメントのためにも、自分のキャリーを把握することが大きな一歩になりますし、そこからいろいろなバリエーションも増やしていけます」
練習の質を高められるこのツールは、自分のキャリー距離を正確に把握できるため、コースマネジメントにも大きく役立つ。感覚と数値を結びつけることで、より再現性の高いショットにつながる。それがトラックマンの魅力だ。「トラックマンを駆使して、さらなるチャレンジ、新しいチャレンジを一緒にしていきたいと思います」と意欲を示した。(文・高木彩音)
