<ブリヂストンレディス 初日◇21日◇袖ヶ浦カンツリークラブ 袖ヶ浦コース(千葉県)◇ 6732ヤード・パー72>
今季1勝で、現在メルセデス・ランキング2位につける菅楓華が、4アンダーで初日を終えた。「雨がずっと降るのかなと思ってたら、前半は耐えてくれて。後半に入ってすぐに風が強くなって展開も変わったし大変でした」。そのなかで5つのバーディを奪った。
ただ、面白いのは、風が強まった前半18番から2番までで3連続バーディを奪ったということ。「そこは雨風の方がいいスコアでしたね」と不思議そうな表情を浮かべる。残り100ヤードからPWで4メートルにつけた18番で勢いをつけ、1番で4メートル、2番では6メートルをねじ込んだ。
予選ラウンドは同学年でプロテスト合格の同期、馬場咲希と同じ組でラウンドした。ひさびさの再会を果たした21歳の2人とあって、会話も弾む。ジュニア時代から同じ大会で腕を磨いてきた仲。「こういう天気なので、一緒に上げていければ」。全力を尽くした。米ツアーの話を聞くと『楽しい』という答えが返ってくる。「プロになって向こう(米国)で戦っていること自体、私は尊敬しています。本当にかっこいい」と刺激も受ける。
基本的に「日本ツアーでしっかりと勝ちたい」という菅にとって、現時点で米ツアーを主戦場にするという考えは薄い。それでも海外でのメジャー大会には興味津々。すでに3月23日付の世界ランキング75位以内の資格で、今年の「全米女子オープン」(6月4日開幕、リビエラCC/カリフォルニア州)出場は決まっている。そしてそこに向けての準備も開始した。
「地面が硬いのでウェッジのバンスが邪魔になるから削りました。今週、入れはしてないですが、それで練習はしています」。本番まで残り2週間。初のメジャー大会へ、可能な限り備えていく。
米国を主戦場にする馬場からも時差ボケに関するものなど、情報を収集。「(馬場から)『どこでも寝られる?』と聞かれたので『どこでも寝られる』と言ったら、『それは強い、最強だね』って言われました」と“適性”も認められた。「今年は海外の試合に挑戦できるから、どう変わるかなと思っています」。未知の世界へ胸もときめく。今季2勝目で、その舞台に弾みをつけたい。(文・間宮輝憲)
