<ブリヂストンレディス 事前情報◇20日◇袖ヶ浦カンツリークラブ 袖ヶ浦コース(千葉県)◇ 6732ヤード・パー72>
主戦場にする米国では決して多くない“大歓声”を浴びることが待ち遠しい。「ギャラリーの人がいっぱい見てくれるのが一番の楽しみ」。馬場咲希にとって、昨年11月の日米共催「TOTOジャパンクラシック」以来となる日本の試合をイメージするとき、これが燃える理由になる。
先週は米ツアー「クローガー・クイーンシティ選手権」に出場するため、オハイオ州にいた。だが結果は今季3度目となる予選落ち。そのため日曜日の夜には帰国し、19日に18ホールの練習ラウンドを実施。開幕前日の20日も18ホールのプロアマで最終調整をした。「疲れはなくはない」と言うが、準備に抜かりはない。
高校3年時に受けた2023年のプロテストで合格したが、同年に挑んだ米最終予選会(Qシリーズ)で得た権利で、ルーキーイヤーは米下部エプソン・ツアーを選択。そこで1年もまれて、再び挑んだ最終予選会で25年の米ツアーメンバー資格を手に入れた。この年はポイントランキング65位となり、シード権が得られる80位以内を死守。今季はここまで10試合に出場するなど、着実にステップアップしている。
「毎日ゴルフをしている」という米国での生活そのものに幸せを感じている。「昔からアメリカでゴルフをすることに憧れていたので、そこでゴルフができるのが楽しい」。そう言って21歳は目を輝かせる。
今季はここまでトップ10入りはなく、ポイントランクは92位。「あまり調子はよくない」というが、「シェブロン(選手権)で初めて予選通過できて、そこそこいい位置(27位)で終えられたり、(5月のみずほアメリカズ・オープンで)ホールインワンをしたり、悪い中でもスコアを作る力はついてきました」と成長も実感する。ショットの状態を上げていく。これが目下の課題だ。
楽しみは声援だけではない。予選ラウンドは、同学年で同期の菅楓華との同組が決まった。「楓華ちゃんとは学生時代同じ試合に出ていたし、全国大会で一緒ということもありました。(日本で優勝していて)刺激にもなりました。仲がいいので楽しみです」。ひさびさの“再会ラウンド”にも胸を躍らせる。
契約を結ぶブリヂストンが主催する今大会は3年ぶり3度目の出場。プロになってからは初めてで、22年は28位、23年は予選落ちというこれまでの成績も更新したい。「中学生の時からサポートしてもらっていて大好きだし、この大会も大好き。プロとして戻ってくることができてうれしい。プロなので結果も追い求めないと」。米国で戦ってきた成長を見せる場にもなる。(文・間宮輝憲)
