<ブリヂストンレディス 事前情報◇20日◇袖ヶ浦カンツリークラブ 袖ヶ浦コース(千葉県)◇ 6732ヤード・パー72>
愛知県の中京ゴルフ倶楽部 石野コースで行われた昨年大会を制した佐久間朱莉にとって、前年覇者という肩書も「コースが違うので実感がなくて、また違う試合に来たという感じがします」というのが本音。それがプレッシャーをほぐし、プレーに集中できそうだ。
ただ、袖ヶ浦カンツリークラブが使用された22、24年はそれぞれ予選落ち、43位と決して得意とは言えない。トリッキーなつくりに加え、「フェアウェイが絞られているので、そこに置くことが大事。グリーンの手前がバンカーだったり、ラフに入ると埋まる感じではないのでジャッジが難しい」など手を焼く部分も多い。
だが、昨年は年間女王に輝いた。その事実は「2年前と違ってちょっと成長して戻ってくることができたと思っている」という自信にもつながる。
2週後には「全米女子オープン」(6月4日開幕、リビエラCC/カリフォルニア州)も控える。そこへ向けてクラブの見直しや確認を進めており、「すごくいい状態になっている」と万全を強調する。4月「シェブロン選手権」(予選落ち)に続くメジャー出場。「シェブロンは風があまり吹かなかったけど、(リビエラCCは)海沿いなのでおそらく強くなる。風のジャッジや、低い球も高い球も打たないといけないので今も練習をしています」と、技術面で追い込みをかけている状態だ。
シェブロン選手権後には、飛行機移動による体の負担もあり腰痛を発症した。現在はまったく問題なくプレーできているが、スケジュールは慎重に考える必要がある。
全米へは、来週の「リゾートトラストレディス」(28~31日、グランディ那須白河GC/福島県)に出場し、すぐさま日曜日の深夜便で移動。帰国直後の「宮里藍 サントリーレディスオープン」(6月11~14日、六甲国際ゴルフ倶楽部/兵庫県)には「出たい」という気持ちも強いが、そこは「体調を見ながら」としっかりと自分の体とも相談して決める。
「去年は日本で一番を取りたいと思っていて、日本で頑張りたい気持ちがすごくあった。今年は出られる試合もたくさんあるので、国内でも頑張りながら海外にも挑戦したい」。とにかく海外へのモチベーションは強い。「向こうでも上位で戦ってみたい」。飛行機搭乗前にケアを受けるなど、入念な準備も欠かさない。大舞台に向け、照準を合わせている。
先週の「Sky RKBレディスクラシック」では、仲良しの桑木志帆が優勝。5月25日時点の世界ランキング75位以内の資格(現在65位)で、全米に出場できることが確実になった。
「志帆がなかなか勝てずに苦しんでいたのも見ていたし、でも自分が悔しい年には(桑木が)勝っていた。お互い刺激をもらえる立場だし、志帆の優勝で自分もさらに勝ちたい気持ちが強くなった」。一緒に海を渡れることもうれしいニュースだ。親友との切磋琢磨も、今季2勝目につながる力になる。(文・間宮輝憲)
