今年も国内女子ツアーは激しい戦いが繰り広げられている。そんな彼女たちが、どのようなギアを使っているのか。クラブフィッターの吉川仁氏にポイントを解説してもらった。
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菅楓華は、フェアウェイウッドをダンロップ『スリクソン ZX MkII』から『ZXi』に変更しただけで、他のクラブは去年と変わらずそのまま。「台湾ホンハイレディース」で優勝するなど、今季も安定感抜群のプレーを見せているが、一体そのポイントはどこなのか?
「シャフトのチョイスがいいですね。ドライバーはロフト9度で、ヘッド自体も少しつかまりづらいモデルですが、三菱ケミカルの『テンセイプロブルー1K』は楽につかまって球も上がるシャフトなので、風の中でも強い球で飛ばせると思います」
また、UTのシャフトチョイスについて、アマチュアの参考になる点を教えてくれた。
「ドライバーで50g台のシャフトを使う人であれば、菅選手のようにUTは70g台がオススメです。UTはさまざまな重量帯が売られていますが、ある程度重さがないとヘッドが地面に届かずボールの上を叩くことになってしまいます。総重量でいえば360~370gくらいでしょうか。もちろん、アイアンの重量に近いシャフトを入れても打てると思いますが、さまざまなライから打つことが多いUTは“飛び”と“安定”のバランスを考えると、70gがベストな選択だと思いますね」
アイアンは売り上げランキングでも常に上位に立つ『スリクソン ZXi5』に日本シャフトの『N.S.PRO 850GH neo S』を組み合わせている。
「このアイアンは悪いところがないと思います。少しロフトの立ったモデルは、飛ぶのはいいけどグリーンで止まらないというイメージがあると思いますが、これはバランスが取れています。顔も良くて、ラインを出しやすいですね。『neo』とつくシャフトは結構しっかりしているので、叩いていける。アイアンに関してはドライバーと違ってシャフトに助けてもらうのではなく、自分でコントロールしたいという印象を受けますね」
前週の「富士フイルム・スタジオアリス女子オープン」では予選落ちを喫したが、それ以前の5試合では優勝含めすべてトップ10入りしている。今季の年間女王候補筆頭である菅のプレーに今後も注目だ。
【菅楓華のセッティング】
1W:スリクソンZXi TR(9度/テンセイプロブルー1K 50S)
3W:スリクソンZXi(15度/テンセイプロブルー1K 50S)
3~5U:スリクソンZXi(19・22・25度/テンセイプロ1Kハイブリッド 70S)
6I~PW:スリクソンZXi 5(N.S.PRO 850GH neo S)
48・54・58度:クリーブランドRTZ(N.S.PRO 850GH neo S)
PT:オデッセイ トライビーム#2
BALL:スリクソン ZスターXV
■解説::吉川 仁
よしかわ・じん/「4plus Fitting Labo & Golf Salon」主宰。スイングとギアの両面に精通し、「ギアーズ」や「トラックマン」を駆使して、悩めるゴルファーのギア選びをサポートする。
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