フィラデルフィア郊外のアロミニンクGCで開催された今季メジャー第2戦「全米プロゴルフ選手権」の最終日は、まれに見る大混戦。その中で2打差の2位タイから出たアーロン・ライ(イングランド)が1イーグル・6バーディ・3ボギーの「65」をマークして、メジャー初制覇を達成した。
米国内で週末の決勝ラウンドをTV放映したのは三大ネットワークの一つのCBS。最終日のTV視聴率が発表され、平均で576万4000人が勝利の行方を見守った。これは世界ランキング1位のスコッティ・シェフラー(米国)がクエイル・ホローを制した昨年大会の21%増、さらに最終日の最後の1時間はなんと800万人が視聴した。
30人近い選手が大混戦を演じ、バックナインでライが抜け出すまでジョン・ラーム(スペイン)やローリー・マキロイ(北アイルランド)ら11人のメジャーチャンピオンが5打差内で勝利を目指した。
第3ラウンドの平均視聴者は386万3000人で、2018年以降で最高とされた。
「マスターズ」も放映するCBSのゴルフ中継の視聴率は上昇を維持しており、今季のPGAツアーでの中継は平均415万人を記録。昨年より14%増で2015年以来の最高値を記録している。
昨年の「全米プロゴルフ選手権」はシェフラーが5打リードで勝利し、最終日の平均は476万人で、ザンダー・シャウフェレ(米国)が勝利した24年大会より4%減だった。混戦を抜け出した両手グローブの王者。やはり大混戦の試合展開がゴルフファンも引き付けるのだろう。(文・武川玲子=米国在住)
