<関西オープン 最終日◇17日◇茨木カンツリー倶楽部 東コース(大阪府)◇6734ヤード・パー70>
昨年の「リシャール・ミルチャリティ」で通算3勝目を挙げた池村寛世。最終日に「64」をたたき出して3打差を逆転した。大混戦の今大会も2打差7位から逆転を狙ったが、4バーディ・3ボギーの「69」にとどまり、トータル4アンダー・6位タイで終えた。
「いけそうな雰囲気はあったんですけどね…」。序盤の2番、3番で連続バーディを奪って優勝戦線の渦中に入る。しかし、“鬼門”の3ホールで流れがつかめなかった。今大会の難度トップ3の5番、7番、16番。池村はこの3ホールの4日間のスコアは8オーバー。「そこさえうまくいけばビッグスコアも出せそうだったのですが…」とこの日も7番と16番でボギーを喫して、4勝目には届かなかった。
日本とアジアンツアーを股にかける池村は、アジアでは「ニュージーランドオープン」で3位に入っている。国内ツアーではこの試合が今季初のトップ10入り。「来週から大きな試合が続くので、いい状態で入れそうです」。次戦の「日本プロ」、翌日に行われる1日36ホールの「全米オープン最終予選」、翌週の「〜全英への道〜ミズノオープン」、そして「日本ゴルフツアー選手権」とビッグトーナメントに向けて好感触を得られた。
そんな池村が握るパターに驚かされた。「これ、こっちゃんのパターです」。キャディも務める琴音夫人のモノだという。テーラーメイドの女性向けのカレアゴールドシリーズの『スパイダーS』だった。
今年1月に米国フロリダ州で行われたLIVゴルフの予選会で渡米した際に、あるゴルフ場で琴音夫人がレンタルクラブでプレーした時に入っていた1本。「ラウンド中、打っていたらいい感じだったんです。そしたらショップに売っていていて、買いました」。
レディス用パターだけあって、シャフトは70グラム台と通常のパターより30~50グラムは軽くて、よくしなる。「もともとしなるシャフトが好きで、ヘッドが効いていて心地よくストロークしやすいんです。フィーリングが出しやすくて、今年9割ぐらいはこれを使っています」。過去に優勝経験のあるゼロトルクパターやアームロックと3本体制だが、今のエースはレディスパター。今年仕入れた新兵器を使い、ビッグトーナメントで結果を残す。(文・小高拓)
