ALBA Net  ゴルフ
ALBA Net  ゴルフ

注目!
ツアー情報

中島啓太はV逸も…5週連続の最終日最終組に「勉強になることが多い」 最後の“深いお辞儀”に込められた想い

5週連続の最終組入り。中島啓太は優勝ならずも、ぐんぐんと成長している。

所属 ALBA Net編集部
高木 彩音 / Ayane Takagi

配信日時:2023年6月25日 23時08分

<JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by サトウ食品 最終日◇25日◇西那須野カントリー倶楽部(栃木県)◇7036ヤード・パー72>

中島啓太は5週連続の最終日最終組入りで逃げ切りを図ったが叶わず。トータル22アンダーはプレーオフに2打及ばず、3位タイで終えた。「悔しさが強い。それ以外あまりないです」と苦い表情で、最終日のラウンドを振り返った。

「あまり得意な場所ではない」と苦手意識もあるピンがグリーン右サイドに切られている1番、2番をパーとしたが、最初にスコアが動いたのは5番。2打目をグリーン左手前の池に入れ、アプローチも寄せきれずとダブルボギーを叩いた。

「もちろんすごく悔やむんですが、ああいうのは何試合かに一発はあると思いますし、それくらいの感じで軽く受け止められました」と切り替え、6番ですぐさまバーディ。9番からは3連続バーディとして、「優勝争いに入れたので、精神状態は安定していた」とすぐさま首位に並んだ。だが、12番からはパー行進。スコアを伸ばしきれないまま、サンデーバックナインが進んでいった。

首位に2打差で迎えた16番パー5では、池に囲まれて浮島のようにもなっているグリーンをユーティリティで狙った。だが、ボールは左にこぼれてビーチバンカーにつかまった。シューズと靴下を脱いだ人生初の“ウォーターショット”は、60度ウェッジで脱出するも、またもバンカーにつかまり4オン。8メートルのパーパットを沈めてセーブしたが、今季2勝目はお預けとなった。

それでも、この選択に悔いはない。「これからの試合で、いつか行かなきゃいけないときがくると思う。刻んで取りこぼしてパーよりは、ああいうパーの方が成長できるんじゃないかな」と、大会3日目に誕生日を迎えたばかりの23歳は前向きにとらえる。優勝争いに位置する状況ではどんなリスクがあっても攻め続ける。「最終組で優勝争いをするというのは、本当に勉強になることが多い」と実感した。

中島は最終18番でパーパットを沈めると、“深いお辞儀”を見せた。「今週はギャラリーの方との距離が近い。ローピングも近くて、近くで応援してくれているのが伝わりました。それを実現してくれた選手会、準備に携わってくれた皆様に本当に感謝です。もう一回この感じでトーナメントをやりたい」と、感謝の想いが込められた一礼に、ファンからは大きな拍手が贈られていた。

次週は北海道で「長嶋茂雄INVITATIONALセガサミーカップ」(29日開幕)が行われる。5週連続のV争いによる疲労感を心配させないような、力強い眼差しで次の舞台へと向かった。(文・高木彩音)

関連記事

JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by サトウ食品のニュース

JGTOツアー 週間アクセスランキング


大会情報

  1. PGA (米国男子)
    2025年2月6日 2月9日
    速報中
    WMフェニックス・オープン
  2. LPGA (米国女子)
    2025年2月6日 2月9日
    速報中
    ファウンダーズカップ
  3. DP World (欧州男子)
  4. LIV GOLF
    2025年2月6日 2月8日
    開催中
    LIVゴルフ第1戦 at リヤド

関連サイト