<中日クラウンズ 最終日◇3日◇名古屋ゴルフ倶楽部 和合コース(愛知県)◇6557ヤード・パー70>
主戦場の米下部コーン・フェリーツアーから一時帰国して出場した石川遼は「69」とスコアを伸ばし切れず、トータル5アンダーの24位タイに終わった。次戦は14日(木)からの「コロニアル・ライフ・チャリティ・クラシック」(米サウスカロライナ州)。和合で得た収穫を持って、リシャッフルがかかる一戦に臨む。
1番でバーディを奪って迎えた2番パー5。2打目をグリーン奥に運ぶと、パターで60センチに寄せる。誰もが連続バーディの好スタートを確信したが、これがカップに嫌われてパー止まり。「プッシュアウトしてしまいました」。猛チャージの流れを自ら手離した。
それでも、ショートゲームを中心に収穫のある4日間だった。「30~40ヤードのアプローチの距離感が合っていないと感じていて、練習量を増やしてここに来ました。良くなっているなと感じていた部分がそのまま出せたのは良かったと思う」。攻め切れていなかったグリーン奥のピンに突っ込めるようになったのは収穫だ。
1年前に比べて、飛距離アップも実感している。「昨年、成長してここに戻ってきたいと思ったのを覚えています。1年間365日飛距離にこだわって、素振りや練習をしてきて、ボール初速は4m/sぐらい上がっている。続けることの大切さと大変さを改めて感じますね」。練習の開始前に20回、米国にも竹ぼうきを持ち込み、毎日素振りを続けている。
新兵器にも手ごたえを感じている。「日に日に信頼度は増しています。最終日は3UTを抜いて16度のアイアン型UTも入れていました。15番で林から出すときにしか使わなかったんで、あまり参考にはならなかったんですけど、3UTより低い球が打てるので、使える場面はあると思います」。クラブの表記では18度のロフトを2度立てたもの。番手としては2UTに相当する。
日本は開幕したばかりだが、コーン・フェリーツアーは3分の1以上を消化。「序盤でつまずいてしまったけど、最近は良くなってきている。これからずっと正念場だと思いますけど、それが自分を成長させてくれると思って楽しみにしています」。
2週後のリシャッフルをクリアしても4試合後には2度目のリシャッフルと息つく暇もないスケジュール。米ツアー復帰に向けて、途中で脱落するわけにはいかない。(文・田中宏治)
