<ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ 2日目◇8日◇茨城GC西コース(茨城県)◇6718ヤード・パー72>
プロ2年目の荒木優奈が、今季メジャー初戦で好位置をキープし、決勝ラウンドへ進出した。2日間を終えてアンダーパーで回っている選手がわずか8人という難セッティングのなか、トータル3アンダーの2位タイにつけている。
2位で迎えたこの日は、前半に1つスコアを伸ばして折り返し。後半は“あと一筋”でカップに届かない惜しいパットなど耐える展開が続くも、9ホールすべてパーでしのいだ。前半の貯金を生かし、2バーディ・1ボギーの「71」でまとめ、上位をキープした。
「前半はティショットが安定していたんですけど、後半は少しショットが乱れてきてしまって、あまり納得いくプレーではなかった」と振り返り、ショットの直後に首をかしげる場面も。それでも「その中で崩れることなく最後まで安定したプレーができたのはすごくよかったと思います」と、大きなミスにつなげなかった粘り強さに手ごたえをにじませた。
本来は攻めを信条とするが、今大会の難コースでは我慢を強いられる。「ガマンするのが嫌なんですけど、でもガマンしないと崩れてしまうと思う」と葛藤を抱えながらも、「ずっと責めたい気持ちをおさえながら『手前から』を意識してやっていた」と、持ち味とは逆のマネジメントを徹底。それが好結果につながっている。
好調の背景には、クラブセッティングの変化もある。前週の「ドコモビジネスレディス」前のオープンウィークにアイアンのライ角を調整し、ドライバーも変更。さらに、今年3月の「台湾ホンハイレディース」からボールをブリヂストンの『ツアーB X』から『ツアーB XS』へスイッチしたことで、「スピン量が増えて、元々使っていたドライバーだと少し曲がってしまう」と飛距離も落ちてしまう課題が浮上した。
そこで投入したのが、キャロウェイの『QUANTUM ♦♦♦ MAXドライバー』(9.0度/フジクラ・スピーダー NX ゴールド50-S)。「変えたらすごくハマったのでチェンジしました。また飛距離が戻ってきた。ここ2試合はドライバーが安定している」と効果を実感している。
実際、昨年大会のドライビングディスタンスは平均244ヤード(初日251ヤード、2日目237ヤード)だったのに対し、今年は初日267ヤード、2日目264ヤードで平均265ヤードと1年間で大きく伸ばしている。オフのトレーニングや練習、スイングの改善などの積み重ねなどの影響ももちろんあるが、武器の変更も大きな支えになっている。
今大会は高いポイントに加え、「優勝したら3年シードももらえる」とメジャーだからこそ得られるものがある。だからこそ、「1年間の中で4つある大きいタイトルの試合なので、頑張りたい気持ちはすごい強い」という大舞台への想いは大きい。初タイトル獲得へ、好位置をキープして最終日を迎えたい。(文・高木彩音)
