<ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ 2日目◇8日◇茨城GC西コース(茨城県)◇6718ヤード・パー72>
初日を2位で終えていた韓国の17歳アマ、オ・スミンが、今季メジャー初戦の会場をその飛距離でどよめかせている。
同組でプレーしたのは、昨季ドライビングディスタンス1位の神谷そらと、同じく4位だった入谷響。そんな日本ツアーを代表する飛ばし屋2人を圧倒するドライバーショットは圧巻だ。オーバードライブするシーンも目立ち、2人がフェアウェイウッドを握るホールでも、果敢にドライバーを握った。
「(パー3を除く14ホールは)全部ドライバーです。みなさんはフェアウェイキープのために刻んだと思うけど、私は飛ばしたいのでドライバーを使いました。(バンカーも)越えた方がやりやすい。攻略法としてそう考えています」
初日は計測ホール(11、17番)で平均279ヤードを飛ばし、ドラディスは全体1位につけたが、2日目の数値はそれを上回った。11番パー4の273ヤードもすごいが、パー5の17番に関しては驚異の311ヤードを記録。17番は2位のユ・ヒョンジョ(韓国)が記録した288ヤードに対し、23ヤードも差をつけたのも驚きだ。2ホールの平均飛距離は292ヤードで、こちらも2位の穴井詩(274ヤード)を18ヤードも上回る1位を記録した。
深いラフにつかまるとパーオンも困難になるコース。ただ、圧倒的な飛距離がそのハンデも埋めている。「強く打とうと思ったら、右に行った」という17番はラフからの2打目を強いられたが、残り175ヤードから5番アイアンでグリーンを狙えた。10番パー4では、ティショットが左の木に当たりラフからのショットになったが、残り142ヤードから9番アイアンを選択。「大きめのドローをかけた」ショットは1メートルにつき、バーディを奪った。フェアウェイキープは初日が8回、2日目は7回にとどまったが、トータル3アンダーで首位と2打差の2位タイにつけている。
2日間トータルの平均飛距離は285.5ヤードで、こちらも2位に15ヤード差をつける当然の1位。韓国のナショナルチームに在籍し、「今年18歳になるので米国女子ツアーのQシリーズ(予選会)を受けるつもり。海外でプロになりたい」と話す規格外の高校3年生は、コースを離れると「日本の恋愛や泣ける映画が好き」という一面も持ち合わせる。身長173センチから繰り出すショットが、週末もコースを賑わすことになる。(文・間宮輝憲)
