<シェブロン選手権 3日日◇25日◇メモリアル・パークGC(テキサス州)◇6811ヤード・パー72>
9番パー3。2.5メートルのバーディパットがカップの左を抜けると、原英莉花は天を仰いで悔しがった。『あんまり切れないんじゃない?』とキャディから声をかけられていたが、足裏で丁寧に読んだ傾斜が気にかかったという。
「きょう初めての下り。タッチを合わせて、と思ったけれど抜けちゃいました。迷ったら浅く読まないとダメですね」。この日のパット数は31。グリーン上で苦戦した。
2021年の全英以来、5年ぶりに出場する海外メジャー。自身4度目の大舞台にして、初めてのムービングデーだった。だが2バーディ・2ボギーの「72」と伸ばせず、22位から29位に後退した。
1番、2番と立て続けに3メートルのチャンスをつくったが、いずれもカップに蹴られた。「前半はけっこうチャンスについたけれど、なかなか決めることができなかった」。折り返し直後の10番では、「きょう一番いいショット」で6メートルにつけながら、まさかの3パット。「がっつきました!」と苦笑いを浮かべた。
雨が降ったわけでもないのに、少しだけグリーンが重たくなったように感じていた。「前半は上りにつけていて打ち切ることを意識したけれど、下りでがっついた。スピードとラインを合わせられなかったです」。気持ちよくストロークできていただけに、状況に対応できなかったことを悔やんだ。
メジャー初の60台となる「69」をマークした2日目とパーオン率は同じ(72%、13/18)だったが、それ以上にチャンスは多かったとうなずく。「もうちょっとパッティングが入ってくれたら波に乗れたと思う。たくさんバーディを取っていけるように頑張ります」。この日2つにとどまった“〇”を増やし、メジャーハンターらしさを発揮したい。(文・笠井あかり)

