<宮里藍 サントリーレディス 2日目◇12日◇六甲国際ゴルフ倶楽部(兵庫県)◇6619ヤード・パー72>
プロ9年目の鶴岡果恋が、新たな地元でツアー初優勝を狙っている。初日は「66」で3位発進。この日は4バーディ・1ボギーの「69」と3つ伸ばした。トータル9アンダー・8位に後退したが、首位とは6打差とV争いに踏みとどまった。
「もう1つは伸ばしたかった。昨日は強気に打てたパットが弱気になっていた。ラインばかりが気になって、タッチがうまくつかめなかった。ショートが多くて…」
ホールアウト後、まずは反省の弁が口をついた。初日の21パットに対し、この日は29パット。特に後半アウトは「惜しいのが何個かあったのに決めることができなかった」と、バーディは4番パー5の1個だけ。「しっかり修正したい」と顔をしかめた。
だが、そこまで落ち込むことはない。シード2年目の今季は前週まで12試合に出場し、最高成績は開幕2戦目「台湾ホンハイレディス」の13位。メルセデス・ランキングは59位に甘んじている。「今年はなにもうまくいかない。でも、これまでを考えたら、この2日間は全体的に良かった。気持ちよくラウンドできています」。
このオフは上半身強化をメーンに、トレーニングに汗を流した。これまでは下半身が中心。「飛距離が伸びた」というメリットはあったが、体の変化に頭がついていかず、ショットが乱れたことが成績が出ない原因のひとつだった。
昨年夏には、プロ野球オリックス・バファローズの来田涼斗外野手と結婚した。共通の知人の紹介で知り合い、約2年の交際を実らせた。新居は兵庫県内に構え、横浜出身の26歳は今季開幕戦で「関西人になりました」と笑顔で報告した。
今週は自宅通勤。夫は京セラドーム大阪で阪神との交流戦が始まり、「ひさしぶりに一緒にいるけどすれ違いで…」と水入らずの時間は多くはないが、ナイターを終えて帰宅する夫のために食事を用意。3歳上の姉さん女房は「料理するのは好きなんで」と照れ笑いした。
アスリート同士のカップル。「結婚してダメになったと思われたくない」がお互いの胸に秘めた思い。新しい地元大会。「優勝はもちろんしたい。決勝ラウンドはセカンドショットをなるべく上りのラインに寄せて、それを沈めていきたい」。ひさしぶりの優勝争い。勝てば、喜びも2倍になる。(文・臼杵孝志)
