<ダウ選手権 2日目◇12日◇ミッドランドCC(ミシガン州)◇6301ヤード・パー70>
小柄な2人という理由でつけたチーム名は『Minis』。だが、存在感もスコアも“ビッグ”だった。古江彩佳&西村優菜ペアが9バーディを奪取。「61」をたたき出した。
2日目は、各自がプレーしてホールごとに良い方のスコアを採用するフォアボール方式で実施。1つのボールを交互に打つ初日のフォアサム形式に比べて、スコアの伸ばし合いになる。
難しい形式の初日を2アンダーで終え、迎えた2日目。圧巻4連続バーディの号砲を鳴らしたのは古江だった。前半14番でピン奥から4メートルを沈めると、そこから古江のバーディパットが面白いように決まっていった。
初日終了後、古江とのプレーについて「安心感が大きかった」と話した西村も、頼りきりではない。後半に入ると2番、4番パー3でいずれもショットでチャンスを演出し、バーディを奪取。9つのバーディは、息の合った2人のプレーが生み出したものだった。
それでも西村は、「途中はギャラリー気分でした」と古江のバーディ劇場に驚かされた様子。一方の古江も「いいリズムでお互いに取っていけた」と振り返り、2人の好循環を強調した。
3年連続3回目の出場となる古江は、これまでリン・シユ(中国)、アン・ナリン(韓国)と海外勢とのペアで参戦してきた。だが、仲の良い同級生とのプレーではラウンド中も笑顔が絶えず、グリーン上でのコミュニケーションも積極的。ラインの読みなどを話し合う時間も「大きいと思います」と、スコアを後押しする要因になっている。
クラブハウスリーダーでホールアウトし、最終的にはセリーヌ・ボルヘ(ノルウェー)&ポリー・マック(ドイツ)ペアにかわされたが、トータル11アンダーは1打差の2位で週末へ。それでも、「もう一回集中し直して」と、2人に慢心はない。
古江はメジャーを含む通算3勝目、西村には初優勝がかかる。選手たちのリラックスした表情からはどこかお祭りのような雰囲気も漂うが、れっきとしたツアー競技だ。「緊張感を持ち直して」。再びフォアサム形式で行われるムービングデーを見据え、気を引き締めた。(文・齊藤啓介)

