今年も国内女子ツアーは激しい戦いが繰り広げられている。そんな彼女たちが、どのようなギアを使っているのか。クラブフィッターの吉川仁氏にポイントを解説してもらった。
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今季QTランク4位の資格でツアーに参戦している政田夢乃。ここまで7戦を終えて2度のトップ10入りと好調をキープ中だ。そんな政田は小柄ながらもキャロウェイの『クアンタム ◆◆◆』ドライバーにフジクラ『24ベンタスブルー』を入れて使っている。一見するとハードそうだが、なぜ使いこなせるのか?
「ロースピン系のハードなヘッドながらも、5Rというシャフトの選択で程よく高さを出していますね。ソールセンター付近にわずかに鉛を貼っていますね。この量だと重心は動きませんが、ヘッドの中心を感じるイメージが出やすいという側面があります。フィーリングよく振れる要素だと思います」
3・5・7Wと3本入れるフェアウェイウッドだが、シャフトは3Wのみ『24ベンタスレッド』で、5Wと7Wはドライバーと同じ『24ベンタスブルー』を選んでいる。
「3Wは高さを出さないと距離が出ない番手。『24ベンタスレッド』はわずかに先端が動くシャフトなので、地面からでも比較的やさしく球を拾ってくれます。そして、よくよく考えれば『24ベンタスレッド』『24ベンタスブルー』の“6R”はツアー仕様の特注品ですね。ドライバーが5Rなので、通常ラインナップの6Sだとややハードになってしまう一方で、5Sや5Rだと重量がやや物足りない。プロだからこそできる組み合わせですが、納得できる選択です」
また、7Wはキャロウェイの新作『クアンタム MINI SPINNER』を入れている。「UTが苦手」ということで投入したと本人が話していたが、専門家はどう見るか?
「飛ぶ方じゃないからこそ、低スピンで飛ばすよりも、スピンで止められた方がいいのでしょう。政田さんのセッティングを見ると、5Wまでは飛距離優先で“運ぶ”ことを重視し、7Wから下の番手はピンを“狙う”ことを重視したモデル選びをしていると思います。身長が高い方ではないので、UTで打ち込むよりFWでサラッと打っていく方が結果もいいのでしょう」
現在のリランキングは4位。初シード、初優勝に向けて今後のプレーに期待したい。
【政田夢乃のクラブセッティング】
1W:キャロウェイ クアンタム◆◆◆(10.5度/24ベンタスブルー 5R)
3W:キャロウェイ エリート(15度/24ベンタスレッド 6R)
5W:キャロウェイ クアンタムMAX(18度/24ベンタスブルー6R)
7W:キャロウェイ クアンタム MINI SPINNER(21度/24ベンタスブルー 6R)
5U:キャロウェイ マーベリック MAX(24度/スピーダーNX HB 75SR)
6I~PW:キャロウェイ X FORGED 2024(N.S.PRO 850GH S)
48.54.58度:キャロウェイ X FORGED(N.S.PRO 950GH S)
PT:オデッセイ Ai-DUAL JAILBIRD MINI
BALL:キャロウェイ CHROME TOUR X
■解説::吉川 仁
よしかわ・じん/「4plus Fitting Labo & Golf Salon」主宰。スイングとギアの両面に精通し、「ギアーズ」や「トラックマン」を駆使して、悩めるゴルファーのギア選びをサポートする。
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