5Wの代わりに投入するプロが増えるなど、今やセッティングの新たな定番となりつつある『7W』。最近では女子プロが監修した“スピンで止める新種”も登場するなど、ラインナップも豊富になっている。今回は7Wのモデルごとの弾道特性を詳細にチェックした。ギアコーチの筒康博は、ヘッドデザインと弾道特性の進化が大きく影響していると分析する。
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年々ツアープロの使用者を増やしている7W。世界ランキング1位のスコッティ・シェフラーも3Wの下に7Wを入れているだけでなく、最近では高スピンの新種『クアンタム ミニスピナー』が登場し、女子プロの間でも人気になっています。
かつて7Wが敬遠された理由として、シャフト軸からリーディングエッジが大きく出っ刃ったクセのある顔が挙げられます。ゴルファーが構えにくさを感じやすく、入射角のズレでスピンが増減してキャリーがバラつく傾向があったのです。
一方、最新7Wはネック位置の調整などで、FPを小さく抑えた美顔に進化しました。同時に精密なヘッド設計で重心位置を最適化し、安定したスピン量でキャリーが伸びるようになっています。シェフラーが7Wを入れるのも、5Wに近い距離を飛ばしながら、高さとスピンでグリーンに止められるからでしょう。
21度というロフトを生かしてボールを高く打ち出しながら、適正スピンで飛距離の出るクラブに進化した7W。アマチュアにとっては5Wよりも使い勝手が良く、安定したキャリーを稼げるクラブですので、プロ以上に投入する価値のあるクラブだと思いますよ。以下では、私とクラチャンになった経験もある小坂圭司が試打した感想を紹介したいと思います。
◉本間ゴルフ TW777
【筒】 投影面積が大きめで安心感がありつつ、FPが小さく叩けるイメージの顔になっています。ヘッドの直進性が高いので、オートマチックに真っすぐボールを打ち出せます
【小坂】 打音が強烈で弾きの強さを感じさせます。スイング中のヘッド挙動が安定していて、楽に方向性の高いボールが打てます
◉ダンロップ ゼクシオ14
【筒】7Wでロフト角20度と少し立っていることもあり、初速性能の高さはピカイチ。安定した高打ち出しの強い球でキャリーがしっかり伸びてくれます
【小坂】 つかまりの良さが抜群で右に抜けるミスが出ません。FP少なめで叩きやすく、高弾道ドローで飛距離を稼ぐことができます
◉ミズノ JPX ONE
【筒】フェース長が大きく、FPも小さめで、ボールに当たる安心感の強いモデルです。それでいてヘッドをターンさせやすくて、操作性が高くなっています
【小坂】打感のソフトさはトップクラスで、打音も落ち着いた響きです。UTライクな顔でボールを拾いやすいこともポイントです
◉キャロウェイ クアンタム ミニスピナー
【筒】シンプルなデザインでクラシカルな顔の7Wです。70グラム台の純正シャフトが標準装備されていて、重さを生かして叩いていけます
【小坂】小ぶりでヘッドを自在に操作できるモデルで、スムーズに振り抜いていけます。スピンのしっかり入った球が打ちやすく、飛距離もしっかり出てくれます
◉キャロウェイ クアンタム MAX
【筒】フェース高が圧倒的に低いシャローヘッドで、やさしくボールを拾えて、打ち出しが高くなります。それでいて重心の低さで余分なスピンが入らないことが特徴的です
【小坂】打感がとにかくソフトでフェースに乗る感覚が強いです。適度に操作ができて、スピンの入った止まる球が打ちやすいです
◉ピン G440 MAX
【筒】顔、打感、寛容性と性能バランスに優れたモデル。ヘッドの直進性が圧倒的に高く、ショットごとの打ち出し角、スピン量のブレが小さく抑えられます
【小坂】インパクトでフェースに乗る感覚で、フィーリングも◎。アバウトに打っても番手なりの飛距離が出てくれます
◉テーラーメイド Qi4D
【筒】丸みのある顔で構えたときにボールを拾える安心感があります。高い打ち出しで、スピンを抑えたライナー弾道が打ちやすい7Wです
【小坂】ソールの抜けが良く、多少ボールの手前に入っても拾い上げてくれます。ミスヒットに対する寛容性も高く、狙い通りの距離を飛ばせます
■試打・解説
筒 康博
つつ・やすひろ/過去の名器から最新クラブまで豊富過ぎる知識を持つ通称“ギアコーチ”。ドライバーのHSは40m/s。インドアゴルフレンジKz亀戸店で日々アマチュアの悩みに応える
小坂圭司
こさか・けいじ/インドアゴルフレンジKz亀戸店支配人。所属コースでクラブチャンピオンになった経験を持つトップアマ。HS50m/sで飛距離は300ヤードを超える
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