ウッドだけでなくアイアンのカテゴリでも勢力を伸ばしているのが『MAX系』アイアンだ。ミスヒットに強く、番手ごとに弾道を最適化して、正確にグリーンを狙えるという。今回は打点がトゥ、ヒールにブレたり、下めヒットでも飛距離のブレが小さいモデルを、ギアコーチの筒康博徹底調査した。
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芯を外しても、距離や方向のブレが小さいのが『MAX系』アイアンの魅力です。そのヘッド長を計測すると、いずれも79〜82ミリ(アスリートモデルは73~76ミリ)。これはコンビニの“おにぎり”の一辺とほぼ同じサイズになんです。
ヘッドを大きくすれば、設計自由度が上がり、飛距離性能や寛容性を高めることができます。しかし、大き過ぎると異形化しがちで、構えにくさ、振りにくさが出てしまうのがデメリットです。
しかし、最新のMAX系は、構えやすさと振りやすさを兼ね備えています。例えば、大きめのヘッドではありますが、フェースの高さの比率が、多くのアスリートモデルと同じトゥ側 5:センター 4:ヒール側 3になっていて、整った構えやすい顔をしています。サイズがある分安心感を与えてくれるのもポイントですね。
振りやすさという観点では、ソール部分がトゥからセンターにかけては広めに設計してダフリに強くしつつも、ヒール付近を狭めにして抜けを良くしています。また、ヘッド構造を工夫して弾道の安定性を高めたり、複合素材にして打感を良くしたりといった工夫も見られます。
アイアンの寛容性と振りやすさを両立する意味で、79〜82ミリの“おにぎりサイズ”は、ヘッド長の黄金比と言えるでしょう。また、中の具(構造)でおいしくなるように工夫する点もおにぎりとそっくり。これからアイアンのスタンダードになるかもしれませんね。
■試打・解説 筒 康博
つつ・やすひろ/過去の名器から最新クラブまで豊富過ぎる知識を持つ通称“ギアコーチ”。ドライバーのHSは40m/s。インドアゴルフレンジKz亀戸店で日々アマチュアの悩みに応える
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