圧倒的な飛距離を叩き出すドラコン女子。最長317ヤードの記録を持つドラコン女子プロ・梅田日陽が使用する、超個性的なドライバーを発見。その詳細をレポートする。
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梅田が使用するのは、飛距離特化型ドライバー『エスティバン』の『クロノ』モデル。超小型ヘッドで、「3Dプリンタ製法」を用いることにより、複雑な構造を実現した完全1ピースモデルだ。
「スピン量がめちゃくちゃ少なくて、ヘッドもめちゃくちゃ小さい。それが、私が今使っているドライバーの第一印象です。ヘッドサイズは440ccで、ディープフェースで顔が小さい。460ccの大きなヘッドは、私にはどうも合わなくて……。大きなフェースを見ると、なんだか構えにくいし、振り感も好きじゃない。小さいほうが、自分のものとして扱える気がします」
普通のドライバーで打つと、スピン量は2,800〜3,000回転になってしまう。そうなると、ボールが吹け上がって飛ばない。ボールを叩きに行っても、ボールが上に逃げていく感覚があり、飛距離を稼げなくなる。
「でも、このドライバーに替えると、スピン量が2,100回転くらいまで落ちます。低スピンのハイドローが打ちやすくなって、ボールが強く遠くへ飛んでいく。スピン量が多くて悩んでいる方には、きっと向いているはずです」
ソールは丸型にくり抜かれており、ウェイトが3つ装着されている。ハイドローを打ちたい彼女は、3つともヒール側に配置。重心距離の短いヘッドを、さらに短くしてつかまりを上げているのだ。
ロフトは7度というから驚きだ。ロフト8.5度のモデルをさらに立てて使っているという。
「私のようなハイスピンタイプが9度や10度で打つと、さらにスピンが増えてしまうんです。あえてロフトを立てることで、低スピンの強い弾道をつくり出しています。ただ、10.5度のロフトも用意されているので、アマチュアの方にはそちらのほうが使いやすいかもしれません」
打音は、「カーン」という乾いた高い音がするのも特徴だ。
「打感はしっかりめで、ソリッドな感触。柔らかくはないですが、芯を喰った手応えがはっきり分かります。私は嫌いじゃないです。むしろ、打った実感があって好きな感触ですね。レッスンするお客さんには、金属バットみたいな音で『甲子園の大阪桐蔭高校の打者が打った音みたい』と言われます(笑)」
独特なヘッドで300ヤード超えを可能にする彼女のドライバーは、実に興味深い一本だった。
■梅田日陽
うめた・ひよ/1997年生まれ、茨城県出身。2023年からドラコンツアーに参戦して、2024年は「JPDA プロドラコンツアー 女子オープン無差別級チャンピオン」を獲得。公式最長記録は319ヤード。
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