国内外の選手が多数バッグインして話題のタイトリスト『GTS』シリーズ。名称に加わった『S』はSpeed(初速)とStability(安定性)の2つの意味があるとのことです。ドライバーにおいて、初速を求めれば安定性が落ち、安定性を求めれば初速が落ちるのが定説ですが、相反する2つを高めるという今作。メディア向け試打会にて打ってきたのでレポートしたいと思います。
ちなみに、筆者は『TSi3』に『ディアマナ DF 60X』を使っています。今回は純正シャフトである『テンセイ 1K ホワイト RIP 65X』を各ヘッドに挿して、重心が深い順番(『2』→『3』→『4』)の順に試打しました。
まず『GTS2』から打ちましたが、安定感はピカイチでした。最近スピンが入りきらず、ドロップしたり、チーピンしたりするのですが、常に2,300回転くらいで安定してくれて、飛距離のブレも、左右のブレもほとんどありません。前作までは『2』のヘッドが後方部分に向けて長いなと感じてやや苦手でした。ただ、今作は3モデルの中では比較的シャローな形状ではあるものの、かなりスッキリしていて違和感なく使えました。
普段『TSi3』を使っているので、本命は『GTS3』と思っていましたが、結果は『2』よりやや飛距離が出ず……。顔は小ぶりな感じで好みでしたが、スピン量が少なくなっていました。そこで、今作から前後に搭載されたウェイトを調整し、後ろ側を重くすると一気にスピン量が安定し、振りやすくもなりました。自分の好きな顔のまま、振り心地やスピン量を調整できるというのはありがたい限りです。最終的には、『2』よりわずかに飛距離が伸びました。
やはり今作も『3』かなと思っていましたが、『GTS4』を構えると、なんだか馴染みのある感覚が……。打ってみても、それまでは『3』のトータル257.3ヤードが最長だったものの、『4』ではキャリーでその記録を楽々超え、キャリー262.0ヤード、トータル278.2ヤードをマーク。製品担当の方いわく「プロからの意見もあり、『4』は人気モデルである『TSi3』の形状に近いものになりました」とのことで、どうりで構えやすいし、振りやすいのだと納得しました。『4』は小ぶりで難しいという印象がありましたが、今作から460ccとなり、飛距離も出て、スピンも安定して、『4』が一番お気に入りです。
今回3つ共通していて驚いたのが、そんなに振っていないのにヘッドスピードが45m/sを超えること。自分のクラブだと頑張って出る数字が楽に出るんです。『2』と『3』については今までのモデルよりもソール後方が高くなっていて、空気抵抗を減らせているのだとか。また、全モデルで前後のウェイトを入れ替えられるのも、より自分に合ったヘッドにカスタマイズできるので魅力的です。そろそろ『TSi3』も変えたいな…と考えているところだったので、『GTS』シリーズを前向きに検討したいと思います。
