<NTTドコモビジネスレディス 事前情報◇29日◇浜野ゴルフクラブ(千葉県)◇6704ヤード・パー72>
2025年シーズンのメルセデス・ランキング上位資格で、先週の海外メジャー「シェブロン選手権」に出場していた佐久間朱莉と神谷そら。それぞれが課題と収穫を胸に、日本ツアーへ戻ってきた。
開幕戦優勝を含め、国内で7試合中5試合のトップ3入りと圧倒的な安定感を誇る女王・佐久間でも、メジャーは簡単ではなかった。「76」、「73」と連日のオーバーパー。トータル5オーバーで予選落ちを喫した。
初の米本土メジャーは苦しい戦いとなった。「日本の芝だとごまかしがきいても、向こうは噛んだだけで飛距離が変わってくる。ショットもアプローチもしっかりボールにコンタクトしないといけない」と、異なる芝質に対応を迫られた。
さらに「アイアンが握れなかった」と振り返る。全長6800ヤード超のコースでは、セカンドの多くがユーティリティ以上の番手となった。砲台グリーンも相まって、メジャー2日目終了後には「高さで止められるショットが必要になる」と話しており、長い番手の高い精度が必要だと痛感した。
「磨きをかけたい」。帰国後すぐに練習を開始し、米国で得た課題に向き合っている。世界ランキング上位者の資格で「全米女子オープン」出場も決まっており、リベンジの機会はすぐに訪れる。
一方の神谷は、自身3度目の海外メジャーで初の予選通過を果たし、トータルイーブンパー・38位タイで4日間の戦いを終えた。2023年、そして昨季のドライビングディスタンス1位で、国内屈指の飛ばし屋だが、「向こうだと飛距離が全く武器にならない」と話す。
それでもタフなセッティングの中、「ミドルアイアン、ロングアイアンでしっかりグリーンに止めることができた。そこはLPGAツアーでも通用する部分」と、飛距離以外の“武器”を見いだせたことは大きな収穫となった。
「シェブロンで見つけた課題を1カ月かけて、日本で潰していきたい」。初めて4日間を戦い抜いた自信と手応えを胸に、次なるメジャー、全米女子オープンへ照準を合わせる。(文・齊藤啓介)
