<NTTドコモビジネスレディス 事前情報◇29日◇浜野ゴルフクラブ(千葉県)◇6704ヤード・パー72>
改名は“幸運のサイン”だったのか。4月25日、高橋彩華は登録名の「高」をはしごだかへ変更した。その背景には、意外な理由があった。
登録名の変更が反映されたのは25日だが、申請自体は今季初優勝を挙げた「ヤマハレディースオープン葛城」の前に済ませていた。
きっかけは、開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」で沖縄を訪れた際に足を運んだ占い師のもとだった。「『はしごだかの方が、運気が上がる』と言われて」。その言葉を受け、戸籍上の表記へ変更を決断した。
すると、申請直後に初優勝を飾ると、2週後の「KKT杯バンテリンレディス」で2勝目をマーク。占い師の助言通り、運気は一気に上昇した。
勢いはそれだけにとどまらない。占い師によれば「『ローマ字表記の方が運気はもっといい』」という。2勝目直後に行われた「全米女子オープン最終予選」も突破し、海外メジャーへの切符をつかんだ。米国で掲げられるリーダーボードは、もちろんローマ字表記。偶然と言い切るには出来すぎた流れに、期待は膨らむばかりだ。
もっとも、状態は万全とは言い切れない。予選会36ホールの疲労が尾を引き、「人生で一番疲れました」と本音もこぼす。オープンウィークはあったが、仕事も重なり回復は思うように進まなかった。それでも地元・新潟に戻り、「おばあちゃんに会ったり、ゲームセンターに行ったり」とリフレッシュは十分だ。
会場の浜野は、一昨年から「関東のホームコース」として足しげく通う場所でもある。「グリーンが大きく、マウンドがきついので、いかに避けられるか」と隅々までコースは知り尽くしている。
来週には今季国内メジャー初戦も控えるなか、今大会はその試金石にもなる。「いつも練習させていただいているコースなので、優勝争いをして皆さんによろこんでいただきたい」。名前を新たに、髙橋の勢いはまだ止まりそうにない。(文・齊藤啓介)
