<ダウ選手権 初日◇11日◇ミッドランドCC(ミシガン州)◇6301ヤード・パー70>
難しいオルタネート方式(1つのボールを交互に打つ)で、2バーディ・ボギーなし。この結果は、2人の“らしさ”の融合が導いたもの。初タッグを組んだ古江彩佳と西村優菜のショットメーカーコンビが、首位と1打差の4位タイ発進を決めた。
決して飛ばし屋ではないが、ショット力を持ち味とする2人。古江も「似たようなタイプ」と話しており、お互いの攻め方もイメージしやすい。
奇数ホールと偶数ホールでティショットの担当を分けるフォーマットだが、西村が奇数、古江が偶数を担当。左ドッグレッグの8番ホールでは、より強いドローを持ち球とする古江が適任と判断したうえでの采配でもあった。
同級生で、コースを離れても親交が深い2人。ラウンド中は笑顔で会話を交わし、グリーン上では真剣にラインを読み合う。自分のプレーだけに集中する選手もいる中、その雰囲気の良さはラウンドからも伝わってきた。朝一のティショットを担当した西村は「めちゃくちゃ緊張しました」とその心境を吐露する。一方の古江は「そんなにしなかったです」とあっさり。そんな温度差すら、このコンビらしい。
西村は「自分がショットを外してしまうことが多かったんですが、そこをアプローチでしっかりカバーしてくれた。ありがとうございますという感じ。やっぱり安心感が大きかった」と、メジャー覇者・古江の存在の大きさを口にした。
こうした楽しい掛け合いが見られるのも今大会の醍醐味の一つだが、通常のツアー競技であることに変わりはない。優勝すれば各選手に410ポイントが付与される。現在ポイントランキング131位の西村にとっては、7月のメジャー「エビアン選手権」出場へ向けても、大量ポイントを獲得したいところだ。
明日はフォアボール方式(良い方のスコアを採用する)で行われる。「力を合わせながら」。それぞれが自分のプレーに集中する一日となる。(文・齊藤啓介)

