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米→日の最終戦はしごで集大成へ 古江彩佳が年間レース女王へ「やるからには」

古江彩佳が最終2連戦に挑む。女王への思いは?

所属 ALBA Net編集部
高桑 均 / Hitoshi Takakuwa

配信日時:2023年11月15日 22時30分

<CMEグループ・ツアー選手権 事前情報◇15日◇ティブロンGC(フロリダ州)◇6556ヤード・パー72>

1年ぶりに最終戦の地に戻ってきた古江彩佳が、この1年を振り返った。今季は優勝こそないものの、年間ポイントランキングは10位での参戦。年間女王を視野に入れ、初日へと向かう。

ボール2コを同時打ち 古江彩佳の練習法【動画】

米ツアールーキーシーズンの昨年はスコットランドで初勝利を挙げるなど、1年目から活躍。今年はさらに地力をつけて、序盤から優勝争いに何度も絡んだ。それだけにここまでの未勝利には不満も残るが、今週、そして来週の日本ツアー最終戦で積み残しを回収する気持ちだ。

「やるからには、という思いもあるけど、本当に頑張るだけなので、最後まで攻めるゴルフができればなと思います」。序盤は快進撃の上位フィニッシュが続き、「KPMG全米女子プロゴルフ選手権」、「全米女子オープン」ではトップ10入りも果たした。「メジャーで頑張れたのがよかった」と、昨年は3試合予選落ちに終わったメジャーで結果を残せたことは自信になった。

成長を感じながら迎えた後半戦だったが、その勢いが止まってしまったことは反省点。「トップ10の回数を増やすことはできたものの、納得はしていない。もしかしたらどこかそれでいいかなって思っている部分があって、気楽に考えすぎてか、それで悪くなったのかな」と夏以降の下降の原因を探ってきた。

挽回を図りながら、ついに最後の戦いまできたことで、「いい状態ではないところを探り探りで、できる限り今シーズンをいいように終わりたい」と残り2戦を気持ちよく終わりたい。「試合でそれができるかどうかというのが、もう一個成長できるところ」と女王決定戦で強い姿を取り戻しにかかる。

ツアーのトップ10に入り、トップ10回数も8回と数字だけを見れば上々だが、もどかしさが残るままシーズン終了は気持ちが悪い。有終の美を飾って帰国し、日本最終戦の宮崎に胸を張って帰るため、米ツアー最後の4日間で結果を残す。(文・高桑均)

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