<CMEグループ・ツアー選手権 最終日◇19日◇ティブロンGC(フロリダ州)◇6556ヤード・パー72>
古江彩佳は1バーディ・ボギーなしの「71」で、米ツアー最終戦をトータル13アンダー・16位タイで終えた。「ショットがそこそこ良かったのに、パッティングがなかなか入ってくれなくて、苦しいラウンドだったかなと思います」と振り返った。
米ツアー2年目のシーズンは、23試合に出場してトップ10はツアー3位タイの8回。年間ポイントランキングは日本勢最上位の10位だった。2年連続の優勝には手が届かなかったが、5月の「バンク・オブ・ホープ LPGAマッチプレー」では2年連続で決勝戦に進み準優勝。「本当に早かったなという一年。すごく良い経験もできて、楽しめたかなと思います」と今シーズンを振り返り、笑顔を見せた。
米ツアー初優勝を挙げた昨年と今年の比較については「勝てなかったのはちょっと大きいかなと思います。でもメジャーで4日間戦うことだったり、トップ10の回数を増やすとか、目標にしていたところはぼちぼちクリアできていると思うので、その面では良しな一年ではあった」と自己評価。トップ10は昨年の4回から8回へと倍増、5回あるメジャーではすべてで予選を突破した。
来シーズンの目標として「来年は1勝、来年の1勝目を狙っていきたい」と、やはり“優勝”を挙げる。それに向けては「メンタルの面もあるかなと思うので、そこはしっかり自信を持てるように、精度を高く同じような球がずっと打てる練習をオフシーズンにできればなと思います」と語る。古江の持ち味とする安定感をさらに高めていく考えだ。
米ツアー最終戦を終えてホッとしたのもつかの間。このまま宮崎に跳び、今週は国内女子ツアー最終戦「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」に出場する。「いったん気を抜いて、またしっかり入れ直して、頑張りたいなと思います」。今年つかめなかった優勝を狙いにいく。