<CMEグループ・ツアー選手権 最終日◇19日◇ティブロンGC(フロリダ州)◇6556ヤード・パー72>
笹生優花のシーズン最終戦は、トータル12アンダーで23位タイ。最終日は1番、2番を連続バーディで滑り出したが、4番、6番と2つのダブルボギーで一時はトータル8アンダーに後退。それでも「アンダーで終われたので良かった」と、8番からの3連続を含む4つのバーディで挽回し、「最後が良くて、ただの楽しい日だと思います」と笑顔を見せた。
2021年の「全米女子オープン」を19歳で制し、米ツアーに主戦場を移した。3年目を迎えたシーズンが終了し、「今年も早く終わっちゃったんですけど、いろんな選手といい思い出ができました。自分にとっていい勉強になった、楽しい1年だったと思います」と、年間ポイントランキング17位だったシーズンを振り返る。
5回ある海外メジャーでは3試合で予選を突破し、「KPMG全米女子プロゴルフ選手権」では1打差の2位、「アムンディ・エビアン選手権」では3位と、メジャー2勝目の可能性を感じさせる活躍もあった。「良かったり良くなかったりという感じだったけど、去年よりはメジャーで予選通過もできた」と成長を感じている。
これで23年シーズンは終わり、来年1月には24年シーズンが幕を開ける。「あと1カ月半くらいでまたスタートでしょ。もう練習行かないと(笑)」と冗談も。オフの過ごし方を聞かれると、「どうやってリフレッシュするか分からないですけど、たくさん食べてしっかり準備できればと思う。全体的に全部上手くなりたい」と22歳はいう。
飛ばし屋揃いの米ツアーでドライビングディスタンスは272.69ヤードで7位と存在感を発揮。パーオンホールでの平均パットも1.76で8位と高い数字を残した。これに満足せず、さらに磨きをかけて、来シーズンに備える。