<シェブロン選手権 2日日◇24日◇メモリアル・パークGC(テキサス州)◇6811ヤード・パー72>
2021年「AIG女子オープン」(全英)以来、5年ぶり4度目の海外メジャー。原英莉花は初めて予選を通過した。これまでの3試合はいずれも3桁順位に終わっていたが、今大会はトータル2アンダー・22位タイで決勝ラウンドへ。「お恥ずかしい…」。そういって笑った。
初日の前半を終えた時点で4オーバーだった。「このままじゃイヤだ。調子うんぬんよりも、(目の前の)一打をどうするかにフォーカスできた」。後半で3つ取り戻すと、59位から出た2日目は5バーディ・2ボギーの「69」で浮上。このスコアも、メジャーでは初のアンダーパーとなった。
スコアにうなずく一方で、内容には決して満足していない。「良かった点があまり思い浮かばない。ショットが全然うまくいかなくて。『そっちのサイドに打ちたいんじゃないんだよな~』というのがけっこうあるし…なかなか当たっていません!」と自虐的に嘆いた。
11番パー3ではアゲンストの風のなか、5番ウッドでピン右7メートルにつけた。「置きにいった感じ。最低限(手前の)バンカーはクリアして、奥でもいいと思って打ったけれど、思ったよりフェードしちゃった」。振り抜きにやや違和感がある様子。これを決め切ってバーディを奪っても、どこか不満げな表情だ。
それでも、終盤17番では8メートルを決めて大きくガッツポーズ。「思うショットが打てないなか、必死にもがいたラウンドだった」。上位をうかがう位置で“初めて”の週末に進む。
日本5勝のうち3勝を公式戦で飾った“メジャーハンター”が、米国で大きな一歩を踏み出した。「一打の積み重ねが次につながる。先を考えるより、いまにフォーカスできるように頑張ります!」。そう意気込むと、2本のクラブを手にして午後7時すぎの練習場に急いだ。(文・笠井あかり)

