<シェブロン選手権 2日日◇24日◇メモリアル・パークGC(テキサス州)◇6811ヤード・パー72>
笹生優花は先週「JMイーグルLA選手権」に出場し、連戦を組んだ。体への負担や早めに会場に入ることを考えて、メジャー前週は試合をスキップするのがおきまりだった。
「できる限りは出たくなかったけれど、そうしたら2週間休むことになる。(拠点にする)ダラスも天気があまりよくないし…。インドアで練習するなら試合でプレーしたかった」
昨年ポイントランキングは132位で、いわゆるシードの『カテゴリー1』の出場権を逃した。今年は直近5年のメジャー覇者に与えられる『カテゴリー3』でツアーに出ている。2週前の「アラムコ選手権」は米欧共催の限られた選手のみが出場できる大会だった。LA選手権は予選落ちに終わったが、実戦での収穫を得て、このメジャーに臨んだ。
初日80位と出遅れたが、2日目は7バーディ・2ボギーの「67」をマークした。トータル3アンダー・16位へ大きく順位を上げ、週末に進んだ。メジャーでのアンダーパーは、2度目の制覇となった2024年「全米女子オープン」の最終ラウンド以来となる。
同地で開催された4週前の米国男子ツアー「テキサスチルドレンズ・ヒューストンオープン」の映像を少しだけ確認してから、大会を迎えた。「男子には短いね。パー3で持っているクラブが全然違う…」とあまり参考にならなかったが、この日は内容で引けを取らなかった。
「全体的に安定して良い一日だった。大きなミスがなかったし、パターが入ってくれた」。パーオン率は72%(13/18)と今季平均55.03%を大きく上回り、ピンを刺すショットを光らせた。
後半3番からの3連続バーディの直後、6番、7番はアイアンショットを左に曲げて連続ボギー。それでも「しょうがない。大きなミスにはならなかったので。ボギーはよくある」と少しだけ自虐的に笑う。そして8番パー5でアプローチを寄せて“バウンスバック”したことにうなずいた。
この“喜び”を1から10で表せば「5」。控えめな自己評価だ。「試合とか関係なく、10はよっぽどのことじゃないと出ない。これからやることがあるし、そんなに喜んでいられないです」とムービングデーへの準備を急いだ。(文・笠井あかり)

