今季から石川遼が参戦する米国男子下部のコーンフェリーツアー。例年下部ツアーの方が飛ばす若い選手が多く昨年の全選手平均も308.1ydだったが、今季はここまで301.8yd。反対にPGAツアーでは昨年302.8➡今年304ydと珍しく逆転しているが、今季の優勝者の1Wシャフトを調査してみた。
というのも、USTマミヤの製品担当者から「今季はコーンフェリーツアーで早くも3人もの『LIN-Q Powercore WHITE』の優勝者が出ています」と聞いたため。まずは、今季10戦を消化した優勝者たちの1Wスタッツを見ていこう。
【優勝者の1Wスタッツ】 平均飛距離 / FWキープ率
テイラー・ディクソン(初戦勝者)300.8yd / 66.11%
イアン・ホルト(第2、3戦〃)306.4yd / 70.72%
ジェームズ・ニコラス(第4戦〃)305.4yd / 58.89%
アリスター・ドハーティ(第5戦〃)315.5yd / 65.14%
ドク・レッドマン(第6戦〃)304.3yd / 71.04%
デイビス・ラム(第7戦〃)292.8yd / 71.713%
ジェレミー・ガンドン(第8戦〃)310.7yd / 63.35%
ディラン・メナンテ(第9戦〃)299.3yd / 73.44%
コール・シャーウッド(第10戦〃)309.4yd / 67.23%
いずれも長距離と方向性を両立する中、使用1Wを調べると2026年モデル(※)は約半数で、PING『G440K』とタイトリスト『GTS2』が早くも2勝ずつ。また、意外にもロースピンヘッドの使用者が少なく「やさしいヘッド×締まったシャフト」で方向性重視の傾向が見て取れる。
【優勝者の使用1W(シャフト)】
T・ディクソン『GT2』(10° Project X HZRDUS T1100)
I・ホルト/※『G440K』(9° Project X HZRDUS T1100)
J・ニコラス/『ELYTE』(9° Ventus TR Blue 7TX)
A・ドハーティ/※『Qi4D』(9° LIN-Q PowerCore WHITE)
D・レッドマン/『PARADYM Ai SMOKE♢♢♢』(8.5° Ventus TR Black 6X)
D・ラム/※『GTS2』(9° Diamana BB 73TX)
J・ガンドン/『PARADYM Ai SMOKE MAX』(9° LIN-Q PowerCore WHITE 7TX)
D・メナンテ/『GT2』(10° LIN-Q PowerCore WHITE)
C・シャーウッド/※『GTS2』(10° Speeder TR 661)
そして、PAGツアー使用率の王者・フジクラ『ベンタス』の優勝者が2人に留まり、新作シャフトで優勝したのはUSTマミヤ製ばかりだった。製品担当の田野弘幸氏は『LIN-Q PowerCore WHITE』の下部ツアー実績が今後も増えていきそうだと言い、背景をこう明かす。
「タイトリストさんの厳しいシャフト耐久(キャノン)テストをクリアして選手への供給も増えたことも大きくて、直近の3人目の優勝者もタイトリストの選手でした。昨年ベン・グリフィン選手が『LIN-Q PowerCore WHITE』を使ってPGAツアーで複数勝利しましたが、彼もコーンフェリーツアーからの昇格組。
このコーンフェリーツアーから当社製シャフトを使ってPGAツアーに這い上がり、グリフィン選手のように活躍するサクセスストーリーをどんどん増やしていきたいと考えて、今年はツアーレップを増員して下部ツアーで活動していますので、今後もぜひご期待ください」(田野氏)
直近のメジャー「全米プロ」でフジクラ製の使用者が72人でUSTマミヤ製は5人。現状、PGAツアーでは大きく水を開けられている状況だが、これから昇格しそうな選手がそのまま『LIN-Q PowerCore WHITE』を継続使用するか注目したい。
