<シェブロン選手権 3日目◇25日◇メモリアル・パークGC(テキサス州)◇6811ヤード・パー72>
風が吹く中でプレーした2日目は、ホールアウト時点でトータル2オーバー・70位台とカットライン圏外にいた。「祈ります」。そんな想いが届き、古江彩佳は週末をプレーすることができた。そして3日目は「69」と、ようやく60台も出た。「いいラウンドができた。よしかなと思う。できることを目指して、という感じでスタートして、それがうまくいきました」。順位もトータル1アンダーの39位タイまで浮上した。
ギリギリの通過とあって、土曜日のスタートは2組目の早朝、午前7時5分にコースに飛び出した。そして2番パー3でバーディ。さらに3番パー5では、長いイーグルパットを果敢に狙った。その結果、2メートルオーバーして3パットのパーとしたが、「ショートしたくないという気持ち。攻めた結果だと思って」。アグレッシブに順位を上げることだけを考えた。
地面がウェットなコースでは、ボールにこびりつく泥も大敵になっている。「経験済みなので」と笑うが、やはり狙い方の難度は大幅に増す。「どっちにいくかは読めるけど、(曲がる)幅が難しい。クラブによっても違うし、まだまだ読み切れませんね」。そのなかでも77.8%(14/18)のパーオン率を誇ったのだから、さすがだ。
前夜は、落ち着かない気持ちでコースを後にした。午前組でプレーしたこともあり、“祈りの時間”は長かった。「運次第だと思っていた。一応、練習はちょっとだけして、リラックスして」。気を紛らわすため、「怒られるかもしれないけれど、ゲームをして…」とも笑顔で明かす。
普段は「母に怒られるので、あまりしないようにしています」というゲームに、試合動向も見ず没頭した。もし通過となれば、早朝のスタートになることは確実。「昼寝をしたかったけれど、せずに早めにお風呂入って準備しました」。カットラインが下がったのは、午後組の終盤に入ったころ。備えは無駄にならなかった。
「きょうよりは遅いスタートになる。その分、風も出るとは思うけど、自分ができることを目指して、少しでも上に行けたら」。3日目の活躍により、3人1組で回る最終日のスタートは午前8時56分(日本時間午後10時56分)と遅くなった。「(ゲームは)するかもしれない…きのうよりも(帰宅は)早いので」とニッコリ。今晩は、怒られる心配も少なそうだ。

