<日本プロゴルフ選手権 センコーグループカップ 事前情報◇20日◇蒲生ゴルフ倶楽部(滋賀県)◇7337ヤード・パー72>
国内男子ツアーは21日(木)から、今季メジャー初戦「日本プロゴルフ選手権 センコーグループカップ」が開幕する。多くの選手が調整に励んだ火曜日の練習日、ともにキャロウェイと契約する河本力と山田大晟が、オデッセイの新作とみられるパターを手にする姿が見られた。
ヘッドは濃い緑色の六角形で、外側4カ所に黒い“足”のようなパーツを配置。ボールを置いて構えると「ホント、亀に見える」と話題になりそうなユニークな形状だ。ソールには『TRTL』の文字が入り、グリップなどにも亀のマークをあしらうなど、遊び心のあるデザインに仕上がっている。
見た目のかわいらしさとは裏腹に、機能性は高い。山田は今週からの投入に前向きで、「めちゃくちゃ座りがいい」とアドレス時の安定感を評価。ホワイトインサートの打感については「ダマスカスよりはやわらかく、ホワイトホットよりは少し硬い」と表現。硬すぎず、やわらかすぎない打感を好むタイプにはもってこいだ。「音も打感も心地いい」と好感触を口にした。
一方の河本は今回はテストのみで、元々使用する『ダマスカス ミルド』で臨む予定。とはいえ「(打感は)ダマスカスよりやわらかく、ロールがしやすいし構えやすい。地面にペタッと張り付く感じがいい」と、その“座り”を高く評価する。「構えは一番大事。構えただけでターゲットを狙いやすく、振りやすさが出ている」と手応えを得ている。
特に目を引いたのは、ソールに配置された4つのウエイトだ。山田は「これは画期的」と目を輝かせる。ウエイトはフェース側かバックフェース側に配置されるのが一般的だが、4カ所にあることで、「その人のフェースの開閉によって、いろいろアジャストできる」と、それぞれのストロークに合わせた1本がつくれる。
また、白いアライメントラインは太い2本線で、「すごく際立つ」と視認性も抜群。グリーン上の色、濃い緑のヘッドとのコントラストも相まって、狙いを定めやすく、ストロークの安定にもつながりそうだ。
モデルはヘッド形状こそ同じだが、ショートネック、ダブルベントネック、クランクネック、ゼロトルク(トーアップバランス)と、4種類のネック違いが用意されていた。
山田はもともとホワイトインサート系を使用していたこともあり、新パターとの相性は良好で投入予定。一方の河本は「ロングパットのタッチは練習が必要。インサートを変えるなど調整したい」と話しつつ、「パター自体はすごくいい」と高く評価。今週は慣れ親しんだ1本でメジャーに挑む。
そのほかにも複数の選手がテストする姿が見られた。今後、ツアー会場で“カメ型パター”を目にする機会が増えていきそうだ。(文・高木彩音)
