<前澤杯 最終日◇26日◇MZ GOLF CLUB(千葉県)◇6652ヤード・パー72>
ソン・ヨンハン(韓国)とのプレーオフを制して2年ぶりとなる通算3勝目を挙げた米澤蓮。アイアン巧者らしく多くのチャンスを演出してパットを決めきり、4日間トータル23アンダーをたたき出した。年間王者を目指す米澤の14本のクラブを取材した。
2024年からタイトリストと契約を結ぶ米澤蓮は、12本が同社製を占める。ドライバーは『GT1』。同シリーズではもっとも重心が深く、軽量ヘッドのモデルを選んでいる。「もともとドライバーが得意ではなくて…。最近のドライバーはスピンが入らず、滑る感じ。球も上がらなかったんですけど、『GT1』にしたことで球が上がるようになってフェアウェイキープ率も良くなりました」。深重心ヘッドでロフト角も0.7度寝かして、低スピンの悩みを解決した。
エースドライバーに挿すシャフトは、フジクラ「ベンタスブラック」(6X)。アマチュア時代から4年以上、不変で手放せない1本になっている。
ちなみに国内開幕戦からタイトリストの未発表モデル『GTS』シリーズが投入されているが、米澤はまだテスト段階。「芯を外した時も飛距離が落ちない」と好感触ではあるが、「僕はわりとギアを替えたくないタイプなんです。試合をしながらクラブを替えるのは難しい。やっぱり使い慣れた方がいいので」と実戦投入はまだ先になりそうだ。
アイアン系を見れば、そのこだわりが一目瞭然。3番アイアンは『U505』、4番アイアンは『T200』、5番から9番アイアンは『T100』、3本のウェッジは『SM10』。2年前に優勝した「横浜ミナトChampionship 」の時と同じラインアップだ。
パターも『スコッティ・キャメロンGOLO TG6.2』と2年前と同モデルだが、味付けを変えている。「ウェイトが違います。今は25グラムで、前は20グラムでした」。今年に入ってからソール部にある2つのウェイトを変更。トータル10グラム重くした。
「速いグリーンだと軽いほうがいいかなと思うんですけど、打ててしまうんですよ、逆に。重いと(ヘッドが)行くかなと思ったんですけど、ストロークがゆっくりになったので、すごく良かった。重いモノはパチンとしないじゃないですか。ゆっくり“ポンっ”て打てるようになった。自分が悪くなるとストロークが速くなる。重いのを持ってゆっくりリズムでいいストロークで打てている」と自分が求めるストロークのスピードに合うようになり、安定感が増した。
単独首位に立った3日目の平均パット数は「1.5」で1位。大会4日間の平均パット数は「1.661」で4位だった。優勝を手繰り寄せたパターのヒミツは10グラムの増量にあった。
【米澤蓮の優勝ギア】
1W:タイトリストGT1(9度/VENTUS BLACK 6X)
3,5W:テーラーメード Qi4D(16.5,18度/VENTUS BLACK 7X)
3I:タイトリストU505(PROJECT X HZRDUS GEN4 BLACK 90HY)
4I:タイトリストT200(DG AMT TOUR WHITE X100)
5I~9I:タイトリストT100(DG AMT TOUR WHITE X100)
46度:タイトリストVokey SM10 Fグラインド(DGツアーイシューS400)
52度:タイトリストVokey SM10 Fグラインド(〃)
58度:タイトリストVokey SM10 Tグラインド(〃)
PT:スコッティ・キャメロンGOLO TG6.2 Tour Prototype
BALL:タイトリストPro V1x
