<関西オープン 2日目◇15日◇茨木カンツリー倶楽部 東コース(大阪府)◇6734ヤード・パー70>
今季限りでレギュラーツアー引退を表明している70歳の倉本昌弘は、1バーディ・6ボギー・1ダブルボギー・1トリプルボギーの「80」で終え、トータル13オーバー。尾崎将司以来2人目のレギュラーツアーでのエージシュートと杉原輝雄が持つ67歳311日の最年長予選通過記録の更新がかかっていたが、ともに達成できずに2日間で姿を消した。
午前組スタートの初日は、史上2人目の70代でのイーグルをマークして沸かせるなど「73」で回り、3オーバー・66位タイ。60位タイまでの予選通過をにらんだこの日は、午後組でインからスタートした。
11番、15番、16番とボギーが3つ先に来たが、17番パー4で4メートルを沈めてこの日初バーディを奪う。18番パー4ではパーオンを逃したが、寄せワンできっちりパーセーブ。
予選通過ラインまで1打に迫って折り返した1番に落とし穴があった。ティショットを左に大きく曲げると、白杭を越えてOB。このホールでトリプルボギー。続く2番パー5でもダブルボギーとして力尽きた。
「1日疲れました。18番から1番に行ったので、足が動かなくて。1番は刻むだけだしと思ったんだけど…」。18番から1番に向かう傾斜道が70歳の足に負荷をかけた。ティショットは下半身が止まり左に曲がるミスを招いた。体が動かないことは「仕方ない。それがレギュラーツアーですから。ごくごく当たり前のことです」と汗をぬぐった。
今季限りでレギュラーツアー引退を明言しており、この試合を含めて残り2試合の予定。「楽しくやらせてもらったし、いい思い出になりました」と笑顔を見せる。
この2日間はスタートから多くのギャラリーがついていた。「シニアのときよりギャラリーは多かったですよ。本当にたくさんのギャラリーについてもらってうれしかったです。みんな声をかけてくれるんですよ、『同い年だ』とかね。2日間、貢献できたかなと思います」。関西でのレギュラーツアーはこれが最後。途中まで“快挙達成”の可能性を多くのファンが感じていた。巧みの技を見せた70歳は、主催の関西ゴルフ連盟創立100周年の記念大会に花添えた。(文・小高拓)
