昨季、年間女王に輝いた佐久間朱莉は、一風変わった“ひょうたん型”の練習器具をモモに挟んで打つドリルを継続して行っていた。その狙いは、股関節をタテに使う感覚を身に付けることにあったという。果たして、その効果とは――。詳細をレポートしたい。
昨シーズン、ひょうたん型の器具を使った練習を継続的に行っていた佐久間朱莉。その狙いは、股関節の使い方にあるという。
「24年までは左右の体重移動が大きく、ショットがブレていました。それを矯正するために行ったのが、この練習です。器具をモモに挟んでボールを打つことで、股関節をタテに使うイメージ付けができるんです」
この練習法を勧めたのは、藤山和也トレーナーだ。一体どんな効果が期待できるのか。
「この練習器具は、モモに挟んで使う骨盤底筋グッズです。モモに挟んで打つことで、骨盤が前傾した状態で体を回せます。腰を回そうとすると骨盤が起きやすくなりますが、それだと体重移動が大きくなり、スエーにつながります。佐久間プロもヨコへの体重移動が大きかったので、この練習法で股関節をタテに使う感覚をつかんでほしかったんです」
練習器具がなくても、ボールカゴやクッションで代用することは可能だ。モノを挟んでスイングすることで、下半身を使う感覚を養えるため、手打ちに悩むゴルファーにも効果が期待できる練習ドリルだろう。
練習器具をモモに挟んでハーフスイングを繰り返す。この反復練習によって、トップでは右股関節を切り上げ、インパクトからフォローにかけては左股関節を切り上げる動きに磨きがかかった。その結果、好不調の波を抑えることにつながった佐久間朱莉。年間女王への道を切り開いた練習ドリルと言えるだろう。
■佐久間朱莉
さくま・しゅり/2002年生まれ、埼玉県出身。2020年のプロテストをトップ合格。25年4月に悲願の初優勝を達成すると、勢いそのままに4勝を挙げる活躍を見せて年間女王に。26年は開幕1番から44H連続ボギーなしの記録で優勝。大東建託所属。
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