「高MOIドライバーでは球が曲げづらいぶん、それぞれの持ち球に合わせてグリップとヒジの向きを考えることが大事です」と、片岡大育は語る。スライサーには、ローリー・マキロイの左腕の構え方がヒントになるという。その真相をじっくり聞いた。
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左に行きにくいのはウィークグリップ、球がつかまるのはストロンググリップと言われますよね。一般的には左手の甲の向きで考えますが、僕はアドレスでの左ヒジの向きも重視しています。例えば、ドローヒッターであるマキロイの画像を見てみてください。
左手の甲が上を向くストロンググリップで、左ヒジの向きも上を向いていると思います。右へのミスが多いスライサーは、左手の甲だけでなく左ヒジもかぶせて、「ストロンググリップ×ストロング(左腕)」で握ると、ドロー回転の球が打ちやすくなります。その際、右手は下から握るのがポイント。フェースが開きづらくなるため、ボールがつかまりやすくなります。コースで右へのミスを消したいときにも使えるセットアップと言えるでしょう。
逆に、フェードヒッターの僕は、球のつかまり過ぎを防いでボールを逃がすために、左ヒジも左手の甲も開いてウィークに握るようにしています。その方が、フェースを逃がしながら左へ振り抜きやすくなります。左への引っかけが怖い人には、このセットアップがオススメです。また、コースでチーピンなど左へのミスが続いた場合も、「ウィーク×ウィーク」に握ることで対処しやすくなります。
左手の甲の向きを気にする人は多いですが、左手の甲はストロンググリップなのに、左ヒジはウィークになっている人を見かけます。それではミスショットにつながりやすいので、一度鏡でチェックしてみるといいですよ。
■片岡大育
かたおか・だいすけ/1988年生まれ、高知県出身。2017年までにツアーで3勝を挙げるも、19年にドライバーの不振からシードを手放す。そこから徐々に復調し、25年のファイナルQTで1位通過。今季の出場権を掴んだ。Kochi黒潮カントリークラブ所属
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