<ブリヂストンレディス 2日目◇22日◇袖ヶ浦カンツリークラブ 袖ヶ浦コース(千葉県)◇ 6732ヤード・パー72>
「いやぁ、もう大変でした」。午前組で激しい風雨の中およそ5ホールをプレーした小祝さくらは、中止が決まり、コースを引きあげる時にはもうグッタリだった。
「一体、何ホール進んだのかな? と思って、キャディさんに確認したら『まだ4ホールだよ』って言われて。なんか12ホールくらい回った気分でした」。この言葉が、大変さを物語っている。
4オーバー・93位で迎えた2日目は、午前7時40分のスタートを予定していた。しかし、早朝に雷雲が発生し、まず2時間30分の遅延が発生。午前10時10分に10番からコースに飛び出した。「予報では(雨が)やむことになっていたから、ここからやむんだろうなと思ったら、全然で。むしろきのうよりも強かった」。さらにどしゃ降りになった午前11時18分には中断となり、午後0時45分に中止が決まった。
午前組がようやく全員スタートした段階だったこともあり、この日の成績はJLPGAが「アンフェアすぎる」と判断して取り消しになった。小祝はパーを4つ並べていたが、14番グリーン横のバンカーから3打目を打とうとしたところで、文字通り“水に流された”。「このなかで無理してやるよりはノーカウントの方がいいと思います」。前日も午後組で大雨のなかでのプレーを強いられたが、「天気はどうにもできないので」と、気持ちを切り替えた。
雨が降ろうが、風が吹こうが、いつも通りの淡々としたリズムでプレーを続けた。「風を待っても止まらないし、雨もいつやむか分からなかったので、もういくしかない。前の組についていかないといけないので」。とにかく普段と変わらないゴルフを心がけた。待ち時間でも食事をとりながら集中力を切らさず、再開を待った。
この後は練習を行わず、あすへの準備や休息に充てる。“2度目”の第2ラウンドスタートは翌日の午前7時40分を予定している。急激に水が浮くグリーン、救済を受けるためドロップする場所が徐々になくなっていくバンカーなど、“非日常”の光景が続いた一日を「笑えてきました」と振り返る。「早く寝てしっかり休みたいと思います」。この“水入り”を、予選通過への追い風にしたい。(文・間宮輝憲)
