<シェブロン選手権 最終日◇26日◇メモリアル・パークGC(テキサス州)◇6811ヤード・パー72>
今季メジャー初戦は圧勝劇。ネリー・コルダ(米国)の2位に5打差をつける大会2勝目で幕を閉じた。メジャー通算3勝目でツアー通算勝利数も17に伸ばし、世界ランク1位への復帰も確実なものとした。契約する米国テーラーメイドがその勝利を称え、今季の前の使用ギア変更の裏側を明かす。
まずは、『Qi4D』ドライバーについて。以前は求めるドローのために『Qi10 MAX』など投影面積の大きな1Wだったが、今回はコアモデル。実はこのシュッとした顔つきの方が好みで、『Qi10』や『Qi35』では好みのドローが出なかったが、今作はTASウェイトが4ヶ所で調整できるため、好きな顔でドローを打てるようになった。
10.5度をアップライトかつ1段階「HIGHER」に可変した『Qi4D』は、フロントウェイトをトウ3g/ヒール5gに配置。バックウェイトは2つとも3gにして、『TOUR AD FI-6S』を44.75インチで組み上げることで、ネリーの理想のドローが生まれるという。
「初期のテストで『Qi4D』はわずか数回のスイングでボール初速を3mph向上させました。その後のテストでは、さらにその効果が顕著に現れ、既にスイングのあらゆる要素を最適化した選手にとって、ボール初速向上は非常に大きな意味を持ちます。特に、コントロール性を犠牲にすることなくそれが実現できる場合はなおさらです」(同社ツアー広報)
また、『TP5x』ボールへの変更も奏功した。昨年9月、特にメジャーの硬いグリーンでアイアンショットの打ち出しが低く、スピン量も思ったほどではないと感じて同社に相談したネリー。開発チームがプロトタイプだった『TP5x』を渡すとすぐに効果が現れ、アイアンショットでより多くのスピンとより高い最高到達点が得られた。
「これらの変化により、ネリーはより攻撃的な戦略へと転換することができました。スピンとコントロールが向上したことで、ピンを狙ったり、アイアンショットをより自在にコントロールしたり、風の強い状況でもボールがグリーンに止まることを確信できるようになったのです。2026年の初戦となったレイク・ノナでの優勝も、まさにその好例です」(同)
また、アイアンも『P770』から『P7CB』に変更。同社に語ったネリーのコメントが「全てはメジャー制覇のため」だったことを物語る。
「メジャー選手権のコースでプレーすると、グリーンが硬く速くなる傾向があるので、アイアンショットではもう少し高さが欲しいんです。(P770とP7CBは)その高さを出してくれるので、コントロールショットを打ったとしても、グリーン上でボールが転がり落ちる心配がないんです。
スコアリングクラブはCBの見た目が気に入っています。見た目が少し薄くコントロールの効いたショットが打てる。私は95%の力で打つことは決してなく、常に90%かそれ以下の力で打っています。P7CBでコントロールショットを打つことで、自分がイメージするショットをずっと簡単に打てるんです」(ネリー)
【ネリー・コルダの同社使用ギア】
1W:Qi4D(10.5°TOUR AD FI-6S)
3,7W:STEALTH2(15,21°ベンタスレッド7S)
5I:P770(スチールファイバーi80cw)
6I~PW:P7CB(スチールファイバーi80cw)
A,SW:MG4(50SB),MG5 Proto(54HB)
PT:NK Proto
BALL:TP5x
