松山英樹は使えるのか!?【前編】 スリクソン『Z785』ドライバーの“ギリギリ”脳内試打?
「福島オープン」練習日で、スリクソン『Z785』ドライバーを激写。既にR&Aの適合リストにアップされた時点で記事にしていましたが、詳細画像が撮れたってことは、こうするしかないですね…。今回も攻めます!ギリギリの話題に…。
配信日時: 2018年6月20日 02時34分
筒 「松山プロ使用モデルにカップフェースはないですね…」
筒 「真面目に言うと、ここまで『ZR-30』、『GBB』、『M3 440』、『G400LST』と、全部カップフェースじゃないですよね。ボクもカップフェースが好きじゃないので、なんとなく松山プロの心境も想像できますよ。結局、ミリ単位で打点のズレに気づけるし、気づかなきゃいけないのが、彼がずっと置かれた立場でしょ?
だって、コーチもいないし、自分の状態を常に正確に把握できないと、修正もできない。完璧主義の彼にとって、ミリ単位でも打点を外したと分かること、“フィードバック”こそが重視すべき最大の性能なんじゃないか?と。世界一を目指しているわけですし、ある意味当然で、プロとしてあるべき姿ですよ」
P編 「いやいや筒さん、それは昔の話しだって。『G400LST』を使った時点でその言い分は信ぴょう性を失うよ。あんなにスイートエリアが広いクラブも珍しいって、知ってるはずだよ?」
だって、コーチもいないし、自分の状態を常に正確に把握できないと、修正もできない。完璧主義の彼にとって、ミリ単位でも打点を外したと分かること、“フィードバック”こそが重視すべき最大の性能なんじゃないか?と。世界一を目指しているわけですし、ある意味当然で、プロとしてあるべき姿ですよ」
P編 「いやいや筒さん、それは昔の話しだって。『G400LST』を使った時点でその言い分は信ぴょう性を失うよ。あんなにスイートエリアが広いクラブも珍しいって、知ってるはずだよ?」
筆者 「そうですよ。それに、【松山はカップフェースを使ってない】とは言いますが、『GBB』はカップフェースみたいなもんじゃないですか。カーボンクラウン以外、全部鋳造の一体成型のようなものだから、カップフェースの後付け溶接シロ自体はないはずですよ?だから、ボクにとって『GBB』は打感がボヤけるというか、どこに当たっても食いつく同じような打感になりますけど…。トゥに外すと確かに金属音にはなりますが、ミリ単位では打感の違いは分からないもん」
筒 「ちょっと聞いて。あくまでボクの打った感想ですが、慣性モーメントが大きくてスイートエリアの広い『G400LST』にしろ、『GBB』にしろ、打点のズレに気づけるモデルなんですけど…。松山プロのことですから、常人の数十倍以上、どこに当たったとか感じるセンサーは優秀なはずですよ?長岡さんや村田さんレベルの基準で語られても…」
P編&筆者 「……。(腹立つけど、確かにごもっとも…)」
筒 「ちょっと聞いて。あくまでボクの打った感想ですが、慣性モーメントが大きくてスイートエリアの広い『G400LST』にしろ、『GBB』にしろ、打点のズレに気づけるモデルなんですけど…。松山プロのことですから、常人の数十倍以上、どこに当たったとか感じるセンサーは優秀なはずですよ?長岡さんや村田さんレベルの基準で語られても…」
P編&筆者 「……。(腹立つけど、確かにごもっとも…)」
P編 「今回の『Z785』も、おそらくカップフェース」
P編 「さて、仮に【松山プロが今もカップフェース嫌い】と仮定して、今回の『Z785』はカップフェースだと思うかい?私はソールのフェース側だけミラー仕上げにしている点を見るにつけ、今回もカップフェースは譲らないと想像する。つまり、その点で見れば、松山プロへの忖度はダンロップとしてしないわけだ。ユーザーファーストは企業として当たり前だからね。ゴルファーにとってメリットの大きい構造をいち契約プロの意見で変えるなんてことは、まずあり得ないだろう」
筒&筆者 「同感です。我々も『Z785』はカップフェースで来ると思います」
筒 「今回の『Z785』で感じるのは、ダンロップが【松山英樹プロの好みを追いかけるのを止めたのではないか?】ということ。松山モデルのアイアンもドライバーもツアー会場に無かったんでしょ?多分、特殊な好みを持つ松山プロと、一般ゴルファーをきっちり分けたんだと思いますよ。2年前は『Z965』アイアンや『Z765リミテッド』を用意しましたが、それは今回は一般ゴルファーに向けて発売せず、プロトタイプを作りまくって対応する考えが透けて見えます。長岡さん、R&Aに物凄い数のプロトタイプヘッドが登録されてるんでしたよね?」
筆者 「はい。でも、それってダンロップが諦めたと言いたいの?」
筒 「違うって。ダンロップは松山英樹プロとは関係なく、『スリクソン』としてあるべき姿を追求した。松山英樹プロが使う延長線上でのドライバー開発の一本筋で考えると、ゴルファー全体にハッピーにならないと改めて決断したんじゃないですかね?だからカップフェースを採用するのは当然かと」
筆者 「最大の看板プロですよ?また勝手な言い分だなぁ…、誤解を生みますから、ちゃんと説明して!」
筒&筆者 「同感です。我々も『Z785』はカップフェースで来ると思います」
筒 「今回の『Z785』で感じるのは、ダンロップが【松山英樹プロの好みを追いかけるのを止めたのではないか?】ということ。松山モデルのアイアンもドライバーもツアー会場に無かったんでしょ?多分、特殊な好みを持つ松山プロと、一般ゴルファーをきっちり分けたんだと思いますよ。2年前は『Z965』アイアンや『Z765リミテッド』を用意しましたが、それは今回は一般ゴルファーに向けて発売せず、プロトタイプを作りまくって対応する考えが透けて見えます。長岡さん、R&Aに物凄い数のプロトタイプヘッドが登録されてるんでしたよね?」
筆者 「はい。でも、それってダンロップが諦めたと言いたいの?」
筒 「違うって。ダンロップは松山英樹プロとは関係なく、『スリクソン』としてあるべき姿を追求した。松山英樹プロが使う延長線上でのドライバー開発の一本筋で考えると、ゴルファー全体にハッピーにならないと改めて決断したんじゃないですかね?だからカップフェースを採用するのは当然かと」
筆者 「最大の看板プロですよ?また勝手な言い分だなぁ…、誤解を生みますから、ちゃんと説明して!」