<全米プロ 2日目◇15日◇アロニミンクGC(ペンシルベニア州)◇7394ヤード・パー70>
今季メジャー第2戦は、2日目を終えて首位と2打差以内に15人がひしめく大混戦となっている。
これはメジャー史上3番目に多い数字で、最多は1991年と2002年の「全英オープン」で記録された16人。同大会に限れば、これまでの最多は2006年大会の11人だった。
トータル4アンダーの首位には、ツアー1勝のマーベリック・マクニーリーとツアー未勝利のアレックス・スモーリー(ともに米国)が並ぶ。
1打差には2021年「マスターズ」覇者の松山英樹をはじめ、ツアー優勝経験者のクリストファー・ゴッタラップ(米国)、ミンウー・リー(オーストラリア)、アルドリッチ・ポトギーター(南アフリカ)らが続く。
さらに2打差には世界ランキング1位のスコッティ・シェフラー、ジャスティン・トーマス、そして今季好調の世界ランキング3位のキャメロン・ヤング(いずれも米国)らも控える。
首位と3打差にはジェイソン・デイ(オーストラリア)、ジョン・ラーム(スペイン)、4打差にはパトリック・リード(米国)、キャメロン・スミス(オーストラリア)らメジャー覇者も名を連ね、実力者たちが虎視眈々と首位を追っている。
同大会で、首位から4打差以内に過去のメジャー覇者が7人以上並ぶのは史上5度目。過去には1970年(8人)、1973年(10人)、1997年(8人)、2006年(8人)という記録が残る。
歴戦の猛者たちが上位にひしめく一方、2日目で姿を消した大物も少なくない。メジャーチャンピオンでは、LIVゴルフに参戦するブライソン・デシャンボー(米国)、アダム・スコット(オーストラリア)、キーガン・ブラッドリー(米国)らが予選落ち。さらに昨季年間王者のトミー・フリートウッド(イングランド)も決勝ラウンド進出を逃した。
ブラッドリーは大会の歴代覇者であり、2018年には同コース開催の「BMW選手権」も制していた。スコットも、次戦メジャー「全米オープン」でメジャー連続出場100試合の節目を迎えるだけに、今大会で勢いをつけたかったところだ。
とはいえ、36ホール終了時点で5アンダー以上の選手が一人もいないのは2012年大会以来のこと。強風に加え、厳しいピン位置も選手たちを苦しめている。ローリー・マキロイは「かなり際どい位置に切られている」と話し、シェフラーも「マイクの先端みたいな“頂点”にピンが置かれている感じだった。あんなの見たことがない」と口にした。
実力者たちが上位を占め、その実力者でさえ予選落ちを喫する。サバイバル感あふれるメジャーの決勝ラウンドは、どんな展開を見せるのだろうか。
