ミスショットが連発する、飛距離が落ちた、腰が痛い。その上、尿のキレも悪い……。これらの不調、バラバラに見えて原因はひとつ。骨盤がガチガチに固まった「フリーズ骨盤」のせいかもしれない。スイングの土台であり、体の要である超重要パーツ「骨盤」を、しっかり勉強しよう。
■骨盤が動かないとスイングは崩れる
スイングにおいて「骨盤の前傾角度をキープする」「バックスイングで骨盤を回して、右股関節に乗る」などが大事なのは、ご存じの通り。
「骨盤がガチガチに硬い人は、股関節から前傾できず背中を丸めて体を倒します。その結果、スイング中に前傾角度が崩れやすい。また、骨盤が回らなければ手打ちになり、ダフリやトップを引き起こします」と話すのは、日本骨盤協会代表の骨盤マニアKAOさん。つまり、骨盤が動かなければ、思い描いた通りのスイングはできない。
「骨盤が固まってフリーズしていると、腰痛やぽっこりお腹、尿のキレの悪さなど、悪影響は全身に及びます」
ミスが増えたのも、お腹が出ているのも、原因は動かない「フリーズ骨盤」にあるのかもしれない。
■そもそも骨盤ってどこの骨のこと?
「骨盤=腰周りの骨」という程度の認識しかない人も多いだろう。まずは、その構造と役割を押さえておきたい。
骨盤は一つの骨ではない。背中側にあるハート型の「仙骨(せんこつ)」、その両側に象の耳のように広がる「寛骨(かんこつ)」、そして仙骨の下にある「尾骨(びこつ)」で構成されている。仙骨は背骨の土台となり、寛骨の股関節で大腿骨とつながっている。つまり骨盤は、上半身と下半身をつなぐ“体の要”といえる。
そして骨盤は、前後・左右・回旋の3つの動きができる。
ひとつは「前傾・後傾」だ。ゴルフはアドレス時に骨盤を前傾させ、その角度を保つことが重要になってくる。ふたつ目は「挙上(きょじょう)・下制(かせい)」。左右の骨盤が交互に上がったり下がったりする動きのことで、これができるから歩いたり、階段を昇り下りできる。
3つ目は「回旋」。大股で歩くときにも必要な動きで、バックスイングでは右に、フォロースルーでは左に骨盤を回旋させている。この3つの動きが滑らかにできる「スムーズ骨盤」を目指したい。
■骨盤マニア KAOさん
こつばんまにあ・かお/一般社団法人日本骨盤協会代表。ヨガ指導者としての活動を経て、骨盤に着目した体作りのメソッドを確立。生徒の中には、骨盤ケアでスコアが伸びたゴルファーも。著書に『結局、骨盤がすべて解決してくれる』(Gakken)がある。
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