<リョーマゴルフ 日高村オープン 初日◇15日◇グリーンフィールゴルフ倶楽部(高知県)◇シニアの部6807ヤード・パー72、女子の部6234ヤード・パー72>
国内シニアツアーの新規大会は、シニアプロだけでなく女子プロゴルファーも参戦する新しいスタイル。さらにアマチュアとして元メジャーリーガーの“平成の怪物”松坂大輔氏や、プロ野球の読売巨人軍で選手、監督として活躍した原辰徳氏ら異色の顔ぶれがそろっている。
そんな中、シニア2人とプロ野球界のレジェンドと同組で回ったのが女子プロの松田鈴英。「最初はいつもの女子ツアーの雰囲気ではない感じで、ティショットとかもすごく緊張しました」と振り返る。
それでも出だしから連続バーディを奪い好スタートを切ったが、3番で痛恨のトリプルボギー。「波のある一日でしたが、シニアの方と回れて勉強になりましたし、こんなに間近で(シニアプロの)プレーを見ることはなかなかないので、すごく幸せな時間でした」と笑顔を見せた。
自身の課題については「リズムが速くなりすぎてしまう」と分析する。この日同組だった今野康晴と小林正則のプレーも「リズムがすごく良くて一定なのが本当にすごい。お二人とも全く変わらない」というのが感銘を受けたポイントだった。「あとで自分の悪かったところを聞きに行こうかなと思っています」と向上心をのぞかせる。
そして、もう一つの“幸せ”があった。それは、同組に原氏がいたこと。「隠れ巨人ファンなんです」と照れ笑いを浮かべる。「特に原監督のファンだったので、ペアリングが決まったときは興奮が止まりませんでした」。キラリと目も輝く。
ラウンド中には原氏から声をかけられる場面もあり、「自分からは緊張して話しかけられなかったんですけど、何度か話しかけていただいて会話ができました。きょうは夢のような一日で、本当に幸せで贅沢な時間でした」と頬を緩めた。
父親の影響でファンになったといい、「男気があるところや、情熱的なところ。私にはない部分なので、すごくかっこいいです。常に強い気持ちでいる感じがする。私はけっこう弱いので、見ているとすごくパワーをもらいます」と憧れの理由を明かす。「本当に最高の一日でした」と充実感をにじませた。
今季のQTランクは268位で、下部のステップ・アップ・ツアーも限定的な出場になる立場だ。「後半はいくつかレギュラーツアーに出場できる。ショットがまだ曲がってしまうので、しっかりスイングを調整して、シニアの方みたいにリズムが早くならないように、努力したいと思います。あしたも頑張りたいと思います」。3オーバー・19位タイで迎える最終日は、早速その学びを生かし、そして今後につなげていきたい。(文・高木彩音)
