<全米プロ 初日◇14日◇アロニミンクGC(ペンシルベニア州)◇7394ヤード・パー70>
現在ツアーのポイントランキングで7位につける久常涼が、“プロゴルファーN0.1”を決める大会でも臆せず戦っている。初日は7バーディ・4ボギーの「67」。5度目のメジャー大会で初の首位発進を決めた。
「本当にラッキーでした。バーディがたくさん取れた。今日はプレーが楽に感じられました」。午前9時46分にスタートしたが、最初に来たのは3番のボギーだった。しかし、すぐさま4番でバウンスバック。6番のボギーも、直後の7番で帳消しにした。その後も14番まで、バーディとボギーが交互に来るような展開に。だがここで「一番よかった」と振り返る15番のバーディが生まれる。
パー4ながら529ヤードを誇るホールだが、「350ヤード近く飛ばした」という会心のティショットが後押し。2打目を8番アイアンで4メートルとチャンスにつけると、それをものにした。「ピンへの跳ね返りが本当によかった」。ここでいい手応えを残すと、続く16番で連続バーディを記録した。
今季はここまで13試合に出場し、2月の「ファーマーズ・インシュランス・オープン」での2位など、トップ10にも4度入っている。優勝争いも経験。さらには高額賞金がかかるシグネチャーイベントにも多く出場する。「正直なところ、メジャーの雰囲気は“楽”というわけではありません」とも話すが、ここまでの経験が、久常にとって今季最初となる大舞台でも生きている。
ノースカロライナ州のクエイル・ホローCで行われた昨年大会は37位。初日を9位で滑り出すなど善戦した。「それも今年の助けになっています。シグネチャーイベントなど、多くのビッグイベントに出場したことも大きいけど、昨年の経験は本当に良いものでした」。伸び盛りの23歳は、多くのものを吸収する日々を過ごしている。
「本当に良いスタートを切れた。きょうは少し湿っていて、コースコンディションもやわらかかったし、それも少し有利でした」。2日目はタフさが増す午後組でプレー。真価を発揮する一日になる。
