<シェブロン選手権 3日日◇25日◇メモリアル・パークGC(テキサス州)◇6811ヤード・パー72>
「73」、「72」のトータル1オーバー・49位で予選ラウンドを終えた岩井明愛は、こう話していた。「(決勝では)どっちか1日、爆発できるように頑張ります。2日ともは欲張りだから…まずは1日だけでも」。まさに有言実行だ。
3日目にフィールドベストの7バーディ・1ボギー「66」をマーク。トータル5アンダー・12位まで急浮上した。1番パー5では、残り128ヤードからPWで奥のピンに攻め込んだ。「最初にいいショットを打って、いいパットを決めたら一日が良くなる。自信をもって打てたショットでした」。この一打をきっかけに3連続バーディ発進。理想的な流れをつくった。
予選ラウンドはフラストレーションがたまっていた。ピンを狙っていくイメージは鮮明に思い描けているのに、実際の球筋はそれをなぞっていかない。持ち味のフェードで攻めたい場面も、「体が開いて」右へ出る傾向があった。「完ぺきなゴルフはできていないけれど、できるまで続けていきたい」。そんなもどかしさは、一夜にして晴れた。
ムービングデーらしく左右前後に振られたピンに対して、果敢に挑んだ。「さらに攻めていくような考えが、うまくスイングにつながったのかも。気持ちかもしれないです。恐れずに振れました」。この日3番目に難しかった17番では、8番アイアンでピン右3メートルにつけてバーディ。左ピンを狙った積極性が結果につながった。
「(いいショットを)続けていきたいですね。願う! でも欲張らずに、ひとつひとつやっていきたい」。もう一日“爆発”できれば、日本ツアーからスポット参戦だった2024年「AIG女子オープン」(全英)の7位を上回る、メジャーベストフィニッシュも見えてくる。(文・笠井あかり)

