CMEグループ・ツアー選手権
「はじめまして」のNASHIMURAさん登場!? 西村優菜は初の最終戦で“名前違い”の苦笑いも上々発進
ルーキーイヤーながら最終戦出場を果たした西村優菜。初日は“?”からのスタートとなった。
配信日時: 2023年11月17日 00時00分
Round 1 | ||
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順位 | Sc | PLAYER |
1 | -9 | 畑岡 奈紗 |
1 | -9 | イン・ルオニン |
3 | -8 | ミンジー・リー |
4 | -7 | アンナ・ノルドクビスト |
5 | -6 | アリソン・リー |
5 | -6 | リウ・ユ |
5 | -6 | ジョージア・ホール |
5 | -6 | チェ・ヘジン |
5 | -6 | パティ・タバタナキト |
10 | -5 | アタヤ・ティティクル |
<CMEグループ・ツアー選手権 初日◇16日◇ティブロンGC(フロリダ州)◇6556ヤード・パー72>
後半戦の追い上げで、ルーキーイヤーながらつかんだ最終戦出場の切符。勝てば年間女王の称号を獲得する大会の初日。いきなり、“?”からのスタートとなった。
各組につくキャリングボードの名前はまさかの『NASHIMURA』。これには西村も「はじめまして、って(笑)。ビックリしましたけど、新しい名前になっていたので、まあおもしろいな」と苦笑い。そんなアクシデントからスタートしたラウンドは前半の長いホール、しかもアゲンストの風が吹くなかでショートウッドを多用する展開。前日の大雨がコースを長くし、厳しい船出となる。
それでもユーティリティで打った2番のセカンドを1.5メートルにつけてバーディ先行。「5番くらいまではとにかく気の抜けないホール」とバーディのあともユーティリティ、7番ウッド、9番ウッドをフル活用。その5番パー3ではティショットをバンカーに入れてボギーとしたが、7番の短いパー4でバーディ。11番でもバーディをもぎ取り2アンダー・32位タイで初日を終えた。
「アイアンを持つ回数よりウッドのほうがきょうは多かったけど、しっかりグリーンに乗せることに集中できた」と湿ってランが出ないフェアウェイの攻略もできた。チャンスを逃しながらもなんとかアンダーパーのラウンドには「そこで勝負するしかない」と持ち味が生きた1日だ。
伸ばし合いの展開で首位とは7打差と開いたが、ショットの精度が生きるコースでは、上々の出来と前を向く。「全体的にいい点数がつけられるスタート。毎日こういう風に積み重ねていけば」と粘り強く戦うのは得意とするところ。「しっかり集中していきたい」と残り3日間を見据える。
ちなみにボードの『NASHIMURA』はすでにプリントされていたため、そのまま18ホール名前違い。「(あした)直ってますかね? お楽しみにというか…」と、2日目は『NISHIMURA』の名前を、さらに印象づけるプレーをしてみせる。(文・高桑均)